これまでフランス語版のみで発売されていた、ザブスとイポリットによるグラフィックノベル『The Shadows』が、ダークホース社と翻訳者マット・マッデンの協力により英語版が発売されます。亡命先を探す難民たちの架空の物語でありながら、現代社会にタイムリーな物語が、美しくも陰鬱で不気味なイラストで描かれています。本日は、その一端をお伝えします。
以下に簡単な説明と、『影』からの抜粋を2つご紹介します。「庇護申請のため、難民214号は自らの物語を語らなければなりません。彼と共に部屋にいたのは、新しい国から来た男と、旅の途中で亡くなった4人の愛する人たちの影たちです。214号は、妹と共に故郷を離れ、国境を目指して旅立った経緯、友人たちと出会い、苦難を味わい、そして失った経緯、そして難民の苦境が、個人間の違いを消し去り、同時に個人自身をも消し去る危険性を孕んでいることを明かします。物語を語れる唯一の人物となった214号は、恐怖を飲み込み、自分と影たちが見たもの、そして行ったことを語ります。それは、自身の人生と他の人々の人生が無駄にならないことを願うからです。クリエイターのザブス&イポリットは、架空の難民の物語を親密で胸を締め付けるような視点で描きながら、避難民のより広範な苦境をも包含しています。」



2 番目のセグメントは次のとおりです。



『The Shadows』は7月28日に発売され、こちらから予約注文できます。
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