マーベル・シネマティック・ユニバースの新作には必ず観客を引き込む大きな仕掛けがあるが、『マイティ・ソー:ラブ&サンダー』では、その仕掛けはジェーン・フォスターというキャラクターで実現している。ナタリー・ポートマン演じる科学者は2013年の『マイティ・ソー:ダーク・ワールド』以来、姿を現していないが、ここにきて、ソー(クリス・ヘムズワース)の古き良きハンマー、ミョルニルを振り回し、雷鳴のような元恋人とよく似たモンスターたちを倒している。一体どういうことなのだろうか?
タイカ・ワイティティ監督の『マイティ・ソー:バトルロイヤル』続編となる最新予告編では、ジェーンの新たな人生が垣間見え、彼女の能力がより深く描かれている。(ネタバレ注意:雷とハンマーが大量に登場します。)2013年にジェイソン・アーロンとラッセル・ドーターマンがジェーンを雷神に仕立てて以来、このキャラクターのファンになった人たちにとって、この最新予告編は大いに期待を抱かせる内容となっている。同時に、同じ土俵に立つジェーンとソーの間に生まれる興味深い力関係も垣間見える。
予告編では、2人のソーの活躍に加え、本作の最大の敵であるゴアの姿も初公開されている。クリスチャン・ベール演じるゴアは「ゴッド・ブッチャー」の異名を持ち、過去に悲劇で家族や民を失った後、宇宙各地で様々な神々を虐殺してきた。神々を救うことは、ニュー・アスガルドを統治する女王を探す旅を続けるソーたちにとって、テッサ・トンプソン演じるワルキューレと共に最優先事項となっている。予告編では、ラッセル・クロウ演じるゼウスをはじめ、MCU版オリンポスの神々の姿も初公開されている。アスガルドと九つの世界を舞台にした物語が幕を閉じた今、ヒーローたちにはこれまで以上に豪華な脇役陣が登場することになる。
総じて、絶好調のワイティティ監督にとってまたしても傑作となり、劇場でチケット代を払うだけの価値がある作品となったようだ。あとは7月8日の『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』公開を待つだけだ。下のカラフルな新ポスターをチェックしてみて。

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