『トイ・ストーリー5』はテクノロジーを悪役に

『トイ・ストーリー5』はテクノロジーを悪役に

アヌシー国際アニメーション映画祭で、ピクサーは『トイ・ストーリー』シリーズの次回作『 トイ・ストーリー5』の新たな詳細とプレビューを公開した。

ピクサーのステージプレゼンテーションで、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクター氏が映画の構想を明かしました。ハリウッド・レポーター誌によると、ドクター氏は出席者に対し、ウッディとその仲間たちがテクノロジー関連の課題に直面することになるだろうと伝えました。人気を博した『トイ・ストーリー3』と、あまり評判が良くなかった『トイ・ストーリー4』の出来事の後 、8歳になったボニー・アンダーソンには新たな愛着の対象ができました。それは「リリーパッド」と呼ばれるタブレットです。

トイ・ストーリー5 バズ・ライトイヤー ディズニー ピクサー
『トイ・ストーリー5』のコンセプトアート。© ピクサー

『トイ・ストーリー5』の公式ログラインは、ドクターが映画の前提を拡張したことを改めて示している。「バズ、ウッディ、ジェシー、そして仲間たちの仕事は、遊び時間を脅かすこの新たな脅威と対峙することで、飛躍的に困難になる。」つまり、仲間たちはiPadベビーとなった新世代の子供たちに対処しなければならないということだ。

ドクターは映画の核となる設定を明かしただけでなく、『トイ・ストーリー5』の冒頭シーンも公開した。バズ・ライトイヤーがコンテナに詰め込まれ、無人島からの脱出を試みるシーンで、スター・コマンドとの連絡を回復しようとする。物事は変化すればするほど、変わらないものも増えるのだ。

ドクター監督はまた、『トイ・ストーリー5』にウッディ役のトム・ハンクス、バズ・ライトイヤー役のティム・アレン、ジェシー役のジョーン・キューザックらが続投すると発表した。さらに、昨年2月に亡くなったカール・ウェザースの後任として、コンバット・カール役のアーニー・ハドソンも登場する。

再キャスト発表と並行して、『トイ・ストーリー5』の公開日も、当初発表されていた2026年夏よりも具体的な2026年6月19日となった。ディズニー/ピクサーの続編重視のアプローチである『トイ・ストーリー5』が、シリーズが『トイ・ストーリー3』で完璧な締めくくりを迎えたと感じている観客の心に響くかどうか、興味深いところだ。願わくば、『トイ・ストーリー5』の前提は、今日の現実を踏まえれば先見の明があり、ズーマーや彼らのTikTok、そしてスクリーンタイムの最大化について、本作が伝えたいことを的確に伝えることに遅れを取らないことを願うばかりだ。

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