Spotifyは、消費者向けにコンサートチケットを販売する新しいウェブサイトを公開したようです。Spotify Ticketsは、ストリーミングサービスSpotifyが新たに発表した謎の新機能で、TicketmasterやStubHubといったサイトを凌駕する可能性があります。
コンサートに行く人にチケット購入体験を尋ねれば、きっと震え上がりながらある会社の名前を挙げるでしょう。チケットマスターです。チケットマスターは、コンサートチケットを販売する会社というだけで、払い戻しを拒否したり、法外な価格や手数料を要求したりすることで知られています。Diceなどのアプリがチケットマスターの勢力を削ぐべく参入する中、音楽・ポッドキャストストリーミングサービスのSpotifyもこの動きに乗ろうとしているようです。Tickets.spotify.comは、音楽ファンに新しいチケット購入方法を提供するための、Spotifyの試みと思われる、新しくてシンプルなウェブサイトです。期待は高いものの、このテストは、SpotifyがGizmodoに述べた以下のコメントと同じくらい漠然としています。
Spotifyでは、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指し、定期的に新製品やアイデアのテストを行っています。これらのテストの中には、より幅広いユーザーエクスペリエンスへの道筋となるものもあれば、重要な知見として役立つだけのものもあります。Tickets.spotify.comは最新のテストです。現時点では、今後の計画についてお知らせできることはありません。

なるほど!Spotifyは今後の展開について口を閉ざしていますが、広報担当者はMusicAllyによるSpotify Ticketsの記事を紹介してくれました。MusicAllyによると、Spotify Ticketsは、コンサートの幅広いチケットの中から特定の枚数のチケットを先行販売するオプションです。Spotifyは過去にもコンサートとの連携を実験的に行っており、具体的にはアーティストのプロフィールに今後のコンサートのリストを表示したり、アクティブなファンにチケットの先行販売コードを送信する機能などを提供していましたが、今回の試みは、同社によるより直接的なチケット販売の試みと言えるでしょう。現在Spotify Ticketsに掲載されているアーティストには、Limbeck、Annie DiRusso、Dirty Honey、Crows、TOKiMONSTA、Four Year Strong、Oseesなどがおり、コンサートは今年9月から12月にかけて開催されます。
私はかなり熱心なコンサート通いなので、チケット購入の手間が少しでも軽減されるなら何でも支持します。また、Spotifyの熱心なユーザーでもあり、私のような層をターゲットにするというSpotifyの決断は賢明だと思います。