アイオワ州バグリーに住む7人家族は、隣の食肉加工工場のせいで自宅の地下室が血の海と化しているのを発見するという悪夢のような体験をしたと、デモインのWHO-TVが今週報じた。
ニック・レスティーナ氏は同局に対し、家族はダールズ・カスタム・ミート・ロッカーの隣に10年間何の問題もなく暮らしていたが、最近になって施設のオーナーが変わり、10月3日に地下室が約13cmもの動物の血や脂肪、骨などの残骸で溢れたと語った。施設側は、最近行われた家畜の屠殺で出た液体を床排水溝から流し去ったようで、それがレスティーナ氏の地下室と繋がっていることに気づいていなかったという。

デモイン・レジスター紙によると、ケイトリン・ダール氏は、施設では血液の大部分を適切に処理するために集水管で捕捉しているものの、少量は「郡の許可を得て」床下の排水溝に流していると述べた。捜査官は、両方の建物にタイルの配管が接続されており、破損または詰まりによって血液が住宅に逆流したと断定した。
アイオワ州国立資源局は、この事件を調査中であること、またレスティーナさんが排水ポンプを設置していなかったら血は上がり続けていたであろうことを認めたとWHO-TVは伝えた。
「ダールズからは一切連絡がありません」とレスティーナさんはWHO-TVに語った。「それどころか、一切の責任を取っていません。自分たちのせいではないと言い、『頑張って』と言ってくれました。もし私が何かしたいと思ったら、私の費用とスケジュールでやるしかないんです」
「清掃費用は数千ドル、地下室の消毒だけでも2000ドル以上かかるでしょう」とレスティーナさんは付け加えた。「こんなことに何千ドルも無駄にする余裕はありません…誰もあんなのを見たい、あんな臭いを嗅ぎたいとは思いません。誰にもあんな目に遭わせたくありませんから」
しかし、レジスター紙は、WHOのテレビ番組と新聞報道を受けて、ダールズ社が水曜日に連絡を取ったと報じた。
「私たちは誰にも危害を加えたくありません」とケイトリン・ダールはレジスター紙に語った。「私たちは悪い人間ではありません。生計を立てようとしているだけで、敵を作ろうとしているわけではありません。」
「私の立場からすると、食肉処理場はかなり協力的でした」と、アイオワ州天然資源局の上級環境専門家ケビン・ウィルケン氏はWHO-TVに語った。「彼らは私と協力して、動物の血液や脂肪などが床排水溝に捨てられないよう、恒久的な解決策を見つけてくれました。」