ウェス・ボールが『猿の惑星』と『ゼルダの伝説』の責任について語る

ウェス・ボールが『猿の惑星』と『ゼルダの伝説』の責任について語る

愛されているフランチャイズに挑戦する…そして『ゼルダの伝説』に挑戦する。ウェス・ボールは前者を何度か手掛けており、最近では『猿の惑星 キングダム』で『猿の惑星』の世界に足を踏み入れた。そして間もなく、彼は任天堂の象徴的なフランチャイズを原作とした実写映画を初めて監督し、その挑戦を全く新たなレベルへと引き上げる。ボールは、このフランチャイズがファンにとって、そして彼自身にとっても大きな意味を持つことを理解しており、これまでの作品が彼を最高の形で支えてくれたと信じている。

「『メイズランナー』の映画版で学んだことと、規模は小さいですが、同じです」とボールは今週io9に語った。「あの映画を作り始めた頃、原作は500万部くらい売れていたと思います。でも、ファン層は熱狂的で、とても大きかったんです。だから、私も少しはそういうことを学んだんです。期待が寄せられて、私が間違ったことをすると、みんながそれを教えてくれました。『猿の惑星』でも同じでした。そして、私は理解しました。私は盲目ではないんです。自分が何に取り組んでいるのか分かっています。自分にできると思わなければ、やらなかったでしょう。自分にできると思わなければ、この映画もやらなかったでしょう。できればそう思っていたでしょう。どうなるかはわかりませんが、私はゼルダをプレイして育ち、ゼルダを夢見て、ゼルダのことを考えてきました。ゼルダは私にとって大切なものなので、失敗しないように最善を尽くします。」

ボールはそれ以上多くを語ろうとしなかったが、彼の思考プロセスを垣間見るには、新作映画を見るだけで十分だ。フォックスが初めて『猿の惑星』の新作をボールに持ち込んだ時、彼は断った。「ある意味、三部作を続ける必要はなかったでしょう?」とボールは言った。「三部作は完璧な始まり、中間、終わりを持っていた。そこに戻る理由はなかった。人々が(シーザーの)息子に何が起こるのかとか、そういうことを知りたがっていたのは理解できるが、そこから物語を長く展開できるとは思えなかった。分かるだろ?それに、パート4にはしたくない。パート4は普通はうまくいかない。始まり、中間、終わり。僕たちはそういう風に作られている。1、2、3」

キングダムのノア。
キングダムのノア。画像:フォックス

しかし、ボールはあるアイデアを思いついた。シーザーの世界について何も知らない、何世紀も先の未来の猿を追ったらどうだろう? 自分達の種族が常に地球上で支配的な種族だと思っていた猿が、徐々にそうではないことに気づく物語を? シーザーの功績と信念をまるで宗教的なテキストのように描いた物語を? このユニークな方法でこのシリーズに取り組むというアイデアは、ボール自身とプロデューサーたちを興奮させ、そしてそれが『猿の惑星 キングダム』の制作へと繋がった。

「問題は、自分たち独自のやり方で、かつ過去のストーリーラインを崩さずに済む方法を見つけられるか、ということだった」とボールは語った。「その方法は見つかったと思う。ファンの皆さんには喜んでもらえて、それらの映画を見ていない観客にも、それら全てに価値と意味を見出してもらえるといいな。でも、それが私の目標だった。自分たち独自の物語を、語る価値のある、過去の三部作だけでなく、これらの映画の遺産全体にも当てはまるものにできるだろうか? これまで9本の映画があった。そのDNAに、私たちはどう組み込めるだろうか?」

『猿の惑星』のDNAに溶け込むのは一つのことだ。40年近くの豊かな歴史を持つビデオゲームシリーズのDNAに溶け込むのは別の話だ。そこで私たちは、同じことが『ゼルダの伝説』にも起こったのだろうか? ボール氏に、これほど壮大な任務を引き受ける自信を与えた、特別なひらめきがあったのだろうか? 「いいえ」とボール氏は答えた。「何年も経っています」

『猿の惑星:キングダム』は5月10日公開。来週はボール監督から続報をお伝えします。『ゼルダの伝説』の公開日はまだ未定です。


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