スター・ウォーズほど、常に葛藤を抱えているフランチャイズは他にありません。『マンダロリアン』のような成功と称賛を得た作品は、ジョージ・ルーカスのスペースオペラにおける他のあらゆるものに関する果てしない議論にほとんどかき消されてしまいます。キャラクターの発展、準続編、CGIの妥当性など、何でもかんでも議論の余地はあります。特にディズニーが『スカイウォーカーの夜明け』後の未来を探求することに全く興味がないように見える今、なおさらです。
近年、このシリーズで唯一一貫して明るい兆しとなっているのが、数百年前の時代を舞台にした小説とコミックシリーズ『ハイ・リパブリック』だ。ダニエル・ホセ・オールダー、キャヴァン・スコット、ジャスティナ・アイルランドといった作家陣が、スカイウォーカー家よりも遥か昔の銀河を描き出すハイ・リパブリックは、2021年初頭の連載開始以来、確実な成功を収めている。そして、最高議長リナ・ソーと同様に、ディズニーもその偉大な作品の拡大を望んでいる。近日発売予定のビデオゲーム『スター・ウォーズ エクリプス』(残念ながらクアンティック・ドリームが開発)はハイ・リパブリック時代を舞台としているだけでなく、既に発表されている『アコライト』に続き、この時代を舞台にした2作目のテレビシリーズ制作の噂も浮上している。
ハイ・リパブリックの新作はどれも良ければそれでいい、という単純な考えは脇に置いて、それがより大きなフランチャイズに何をもたらすのか、スター・ウォーズについて何を語るのかを問いかけてみよう。このフランチャイズとは何か、そして何になるのかは、長年にわたり熱く議論されてきた。傘型のライトセーバーやクロスガード付きのライトセーバーはあり得ない。宇宙ベスパも存在しない。しかし、無限に供給されるクローンや、過剰なプロモーション体制を持つカルト集団は存在し得る。現実離れした体験はフランチャイズにとって極めて重要だが、一部の人々にとっては、ディズニーやルーカスフィルムとの妥協点を見出せない。スター・ウォーズはただ一つしかないのだ。
スター・ウォーズにとって、過去への回帰は控えめに言っても常に運任せの要素を孕んでいたが、ハイ・リパブリックはこれまでのところ、スカイウォーカー・サーガを賛否両論の渦に巻き込んだ物語の罠を回避している。勇敢なジェダイ、悪役のニヒル、そして星々を守ろうとする共和国軍を通して、ハイ・リパブリックの様々なクリエイターが描き出す銀河は、このフランチャイズが長年目指してきたものの、ごく最近になってようやく実現できた壮大なスケールを体現している。テーマの重複、破棄された正史を新たな正史に組み込むこと、そして真偽の定かでない後付け設定などは未だ見受けられず、だからこそこのブランドはより優れた作品となっている。
ハイ・リパブリックは読者の興味を全く気にしない。最初の小説、チャールズ・ソウルの『ジェダイの光』は、恥知らずにもスター・ウォーズに転用された災害映画だ。前半では、新たなジェダイは、大惨事が起こる前にできるだけ多くの人々を救おうとする人道支援者と、フォースとの繋がりを利用してその破滅を食い止めようとする半神の軍団が等しく描かれる。スター・ウォーズ・ビジョンズと同様に、この新時代のスター・ウォーズは、ビジュアルと図像を借り受け、楽しく自由な発想で独自の冒険譚を描いている。そして、その試みは成功しているようだ。ファンは、特にジェダイをはじめとする新たなキャラクターたちに、前作のキャラクターたちよりも早く魅了されている。多くの点で、血統が物語の中心にないこのユニバースの最高の形と言えるだろう。

今の時代に作家やアーティストたちが伝えたい物語の、想定される終着点、あるいはゴールが欠けているだけだ。スカイウォーカー・サーガは最終的にはフランチャイズにとってマイナスに働いたものの、複数の戦場と滅亡したオーダーを探求するための適切な拠り所となることには成功した。いかに不器用な実行だったとしても、一連の悲劇を通して描かれる最終的なテーゼは今日に至るまで力強く残っている。組織は喜んであなたを失望させることができ、そして失望させるだろう。そして、組織は必ず崩壊する。そうすれば、願わくば、より良い何かがその代わりを務めることができるのだ。
あるいは、ハイ・リパブリックは現状以上の何かである必要はないのかもしれない。公的な創作上の衝突によって台無しにされることなく、強固に相互に関連した冒険の連続として、現状が幸福である可能性もある。10月の「クエスト・オブ・ザ・ジェダイ」では、時間軸をさらに遡り、新たなジェダイが登場し、語られるべき物語が生まれるだろう。しかし、遅かれ早かれ、この物語はほろ苦い結末を迎えることになる。かつて最強とされていたジェダイと、彼らを支えた共和国の威厳と畏怖は、壮絶に崩壊し、銀河全体が彼らの傲慢さと尊大さの代償を払うことになるのだ。
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