マーベル・スタジオは、キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバース(ブリー・ラーソン)、ミズ・マーベルことカマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)、フォトンことモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)の宇宙的なパワーに家族のパワーを注入して活用している。
io9とのインタビューで、監督のニア・ダコスタ(2021年の『キャンディマン』)は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェイズ5という大きな枠組みに収まるだけでなく、『ザ・マーベルズ』では、前作『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クォンタマニア』のように、ヒーローたちを動かす人間関係に焦点を当てていると語った。ダコスタは次のように語った。「家族をテーマにしたかったんです。感情的に、その枠組みの中に映画を根付かせたかったんです。だからカーン家は映画の大きな部分を占めていて、モニカとキャロルが持つことができたもの、あるいはかつて持っていたものを象徴しているような存在なんです。そしてまた、特にカマラにとって、家族がどれほど大切かということも描いています。彼女は家族が100%支えてくれるからこそ、できることをすべてできるんです。」

カマラ・カーン主演のDisney+シリーズ『ミズ・マーベル』では、彼女のキャラクターにとって家族の重要性が強調されており、『ザ・マーベルズ』ではその家族的な雰囲気を活かし、ファンがキャロルとモニカにも共感できるよう努めている。『キャプテン・マーベル』では、キャロルが親友のマリア・ランボーと、その娘で「トラブル中尉」ことモニカを残して初の宇宙ミッションに出発する場面から、彼女たちの関係性はこれまでも少しずつ明らかにされてきた。『ワンダヴィジョン』では、疎遠になっていた叔母と同じく、自らの宇宙の力を発揮するモニカが、そのことをどう感じたのかが垣間見えた。「それは今でも大切なことで、私にとってこの映画を見る上で大きな意味を持っていました」とダコスタ監督は説明する。「『では、どうすればこれを家族のテーマにできるだろうか?』と考えました。カーン一家とカマラだけでなく、3人の女性が一種の家族、つまり映画を通して互いを見つける3姉妹のような存在になるように」とダコスタ監督は語った。
ダコスタ氏は、3人の間にマーベルの伝説を確立することで、フェーズ5のアクションとストーリー展開がさらに充実すると語った。これはマーベル・スタジオが念頭に置いていた点だった。「何度も言ってきたけど、MCU史上最高のタッグの一つができたと思う」とダコスタ氏は語った。「だから、これらのキャラクターたちをどう終わらせるかは本当にワクワクするし、私が大好きな方法で次の展開を示唆してくれると思う。MCUファンはきっと楽しんでくれると思う」
『マーベルズ』は今週の金曜日に劇場で公開されます。
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