ソーシャルメディアで写真を共有することで得られる「いいね!」の連続に私たちの脳が依存するようになったとはいえ、インスタントカメラで冷蔵庫にしまっておきたくなるような瞬間を切り取る喜びは、やはり忘れられないものです。富士フイルムのレトロ調デザインが特徴のInstax Mini Evoなら、まさに両方の長所を兼ね備えています。
シルバーのボディには、厚みのある合成皮革のアクセントが施されており、一見すると質屋のガラスケースに隠されたようなヴィンテージの富士フイルム製カメラのように見える。しかし、富士フイルムは、これは同社がこれまでに発売した中で最も先進的なInstaxカメラの一つであり、「従来モデルと比較して露光解像度が2倍になり、より高品質なプリントを実現」していると主張している。富士フイルムは新型Instax Mini Evoの正確なメガピクセル数を明らかにしていないが、数年前のモデルは5MP台に達していたため、新型が10MPに迫る性能だとすれば、最近のスマートフォンの撮影画素数にほぼ匹敵すると言えるだろう。

Instax Mini Evoのレンズダイヤルを回すと、「ソフトフォーカス」や「ライトリーク」といった10種類のレンズ効果が切り替わり、さらに上部のフィルムダイヤルからアクセスできる10種類のフィルム効果と組み合わせることもできます。これにより、100種類ものユニークな効果を試すことができ、満足のいく結果が得られたら、フィルム巻き上げレバーを軽く動かすだけでクレジットカードサイズの写真を撮影できます。
Instax Mini Evo はスマートフォンとも連携できるので、ハードコピーに加えて、フィルターや Instax Mini フィルムで使用できる独自のフレームも付けた写真をモバイル デバイスに転送して、ソーシャル メディアで共有することもできます。
富士フイルムの新製品「Instax Mini Evo」は12月初旬に日本で発売されますが、同社は来年2月に米国市場で200ドルで発売する予定です。もちろん、インスタントフィルムの価格はそれに加えてかかるため、すぐに費用はかさんでしまいます。