昨年5月、パナソニックはLumix GH5 IIを発表し、2021年の発売を逃したGH6を予告してマイクロフォーサーズカメラへの取り組みを新たにしました。GH6は、マイクロフォーサーズセンサーでこれまでで最大のメガピクセル数と、大幅にアップグレードされたビデオ機能を備え、2022年初頭にようやく登場します。
ハイブリッドシューターが専用デジタルビデオカメラの市場シェアを徐々に奪い続けているものの、新型Lumix GH6は静止画撮影機能を犠牲にすることなく、両方のニーズに対応しています。マイクロフォーサーズカメラとして初めて、20メガピクセルを超える解像度を持つセンサーを搭載した本製品は、新開発の25.2メガピクセルPanasonic Live MOSセンサーを搭載しています。このカメラの特長は、動画撮影時のローリングシャッター効果を軽減する高速信号読み出し、広いダイナミックレンジ、そしてノイズ低減などのカメラ内画像処理を容易にする、約2倍の性能を誇ると同社が謳う新型Venus Engineプロセッサーです。
GH6のISO感度は100から25,600までで、写真モードではさらにISO50まで下げることができますが、動画モードでは最大12,800までしか上がりません。カメラのメカニカルシャッターを使用する場合、連続撮影は毎秒14コマですが、GH6の電子シャッターを選択すると毎秒75コマまで上がります。また、25.2MP以上の静止画を撮りたい人のために、GH6には高解像度モードも搭載されています。このモードでは、カメラの手ぶれ補正機能を使用してセンサーをわずかにずらすことで、8枚の画像を連続撮影し、それらをつなぎ合わせて100MPの合成画像を生成します。

Lumix GH6 のライブビューファインダーには 368 万画素の OLED ディスプレイが使用され、背面の 3 インチ、184 万画素の回転式タッチスクリーン LCD は、接続された USB ケーブルや HDMI ケーブルに干渉することなく調整および角度調整が可能で、Bluetooth および Wi-Fi で接続され、データを転送したり、ワイヤレスで GH6 をリモート操作したりできます。
しかし、GH6に関心を持つ人のほとんどは、ビデオ機能のためにアップグレードするでしょう。GH6は、4:2:2 C4k(Cinema 4K)10ビットビデオを60pで撮影すると同時に、同じ信号をHDMI経由で外部レコーダーに出力することで、ほぼ無制限の録画時間を実現できます。これは内蔵冷却ファンのおかげです。GH6はまた、解像度を少し上げたい人向けに、4:2:0 5.7K 10ビットビデオを60pで撮影できます。また、4:2:0 5.8K 10ビットビデオを30p(または60pで4.4K)で撮影することもできます。このスクイーズドアナモフィック4:3フォーマットでは、センサー全体を使用し、プレビューはスクイーズされていないレターボックス形式でカメラの画面にリアルタイムで表示されます。
より高いフレーム レートを必要とする撮影者の場合、Lumix GH6 は 4:2:0 10 ビット ビデオを 120P でキャプチャすることも、HD 解像度に落としてビデオ キャプチャ レートを 240P 以上に高めることもできます。
パナソニックの新型LUMIX GH6は3月中旬に正式発売予定です。本体価格は2,200ドル、ライカD12-60mm f/2.8-4レンズキットとのセット価格は2,800ドルです。昨年のLUMIX GH5 IIより500ドル高価ですが、GH6はよりビデオ撮影のプロをターゲットとしています。