ユガ・ラボは、保護申請をしていないにもかかわらず、同社の「退屈な猿」に著作権があると主張している

ユガ・ラボは、保護申請をしていないにもかかわらず、同社の「退屈な猿」に著作権があると主張している

トイレにこだわったBored Ape Yacht Club NFTの背後にある会社、Yuga Labsは、その知的財産に関して奇妙な立場にいます。

昨年、Yuga Labsはロサンゼルスのコンセプチュアル・アーティスト、ライダー・リップス氏を商標権侵害で提訴しました。同社は、リップス氏がBored Apeの類似品を模倣したコレクションを作成し、同社を「荒らし」ていると主張しました。Yuga Labsは、「RR/BAYC」という非猿コレクションが、同社のNFTコレクションの価値を下げようとしていると主張しました。リップス氏は虚偽広告の主張を否定し、Yuga Labsが同社の人気NFTコレクションに人種差別的な画像を意図的に挿入していると主張しています。

フェンウィック・アンド・ウェスト法律事務所のパートナーであり、ユガ・ラボの顧問弁護士でもあるエリック・ボール氏は、ギズモード宛の電子メール声明で次のように述べた。

生成された NFT に著作権は付与されますか?

BAYCの利用規約では、購入者にNFTを商業利用および展示の両面で様々な方法で使用できるライセンスが付与されています。これは、有名な俳優セス・グリーンにとって問題となりました。彼は、自身のBored Ape #8398をベースにしたテレビ番組「Fred Simian」に出演していました。かわいそうなFredはグリーンの財布から盗まれ、最終的に返却されるまで番組は中断を余儀なくされたようです。

「契約書の中でライセンスを明確に付与することで、ユガはNFT保有者が実際にはアートを所有していないことを暗黙的に認めている。」

Bored Apes の価格はここ数か月で上下しているが、昨年 4 月にコレクションが享受したのと同じ高値にはまだ達していない。
ボアード・エイプスの価格はここ数ヶ月変動しているものの、昨年4月に同コレクションが記録した高値には未だ達していない。写真:mundissima (Shutterstock)

Bored Apes が「人工知能」を使用して作成されていると明言するのは難しい。なぜなら、その呼び名は GPT や拡散生成 AI と同義になっているからだ。しかし、各類人猿を構成する個々の資産以外には、実際の人間の著作物が欠けていることは確かだ。

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