11月は、宇宙冒険小説、幽霊の森、トラブルメーカーの王族、エイリアンの侵略者、終末後のサバイバル物語など、新刊が目白押しです。チャック・ウェンディグ、NKジェミソン、ブランドン・サンダーソンといった有名作家の新作も多数収録されています。ぜひお読みください!

ジョン・ジョセフ・アダムスとレベッカ・ローアンホースが編集した「2022年ベスト・アメリカンSF&ファンタジー」
このコレクションには、「常に拡大し変化し続ける現代SFとファンタジーの世界」を体現する20の多様な物語が収録されています。(11月1日)

ラヴィー・ティダール編『世界SFベスト第2巻』
この29編の作品集(オリジナルおよび独占収録作品8編を含む)では、バーレーン、バングラデシュ、バルバドス、ボリビア、ブラジル、中国、チェコ共和国、ギリシャ、グレナダ、インド、イラク、イタリア、ジャマイカ、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、ポーランド、ロシア、シンガポール、ウガンダ、ジンバブエの作家による、国際的なSF作品が特集されています。(11月1日)

重要な役割:マドレーヌ・ルー著『マイティ・ナイン ― ルシアンの九つの目』
クリティカル・ロールの悪役ルシアンの生い立ちと、マイティ・ナインとの初遭遇を描いた物語で、彼のバックストーリーが描かれます。抜粋はこちらでご覧いただけます。(11月1日)

マージー・ファストン著『残酷な幻想』
若い女性は母の復讐を誓うが、母は吸血鬼に殺されてしまう。吸血鬼は殺すのが難しいだけでなく、そもそも追跡するのも困難だ。助けを求める前に恐ろしい代償を要求する魔術師集団に身を投じる価値はあるのだろうか?(11月1日)

チャーリー・N・ホルムバーグ著『魔法の部屋の番人』
ある作家がロードアイランド州の邸宅を相続するが、幸運は恐ろしいものへと変わる。邸宅から出られなくなるのだ。邸宅に隠された秘密を解き明かすには、ボストン魔法の部屋研究所の助けが必要になる。(11月1日)

レノール・ボルハ著『最後の女狩人』
18歳になった若い女性は、鏡の中に入り込む力、そしてその裏側にある悪魔の領域に入る力があることを知る。人間界に逃げ込もうとする悪魔を追跡するには、自分と同じような力を持つ人々の助けが必要になる。(11月1日)

ファティマ・ヘンソン著『ドラゴンの時代の愛』
ワームホールを旅するドラゴンが地球に侵入した後、17歳の少女は生き残り、幸せを見つけるために奮闘する。(11月1日)

スーザン・デナード著『ルミナリーズ』
幽霊の出る森に囲まれた孤立した町に住む少女は、町の境界を守る秘密結社への入団を希望する。しかし、そのためにはまず、家族への偏見を克服し、危険な訓練試験に合格しなければならない。(11月1日)

エヴェリーナ・マクスウェル著『オーシャンズ・エコー』
この独立した宇宙冒険物語は、著者の『ウィンターズ・オービット』と同じ世界を舞台にしています。超能力者と神経学的に強化された説得力を持つ兵士が、軍事任務中に重大な秘密を暴いたことで、強い絆で結ばれる様子を描いています。(11月1日)

レベッカ・ミックス著『The Ones We Burn』
人間の王子と婚約した若い魔女は、夫を一刻も早く殺すという厳命を受け、魔女の集団を離れる。しかし、到着すると、疫病と戦争の脅威が彼女の新しい住まいに迫る中、彼女は間もなく義理の妹となる女性と予期せぬ同盟を結ぶ。(11月1日)

ロイス・マクマスター・ビュジョルド著『ペンリックの労働』
アメリカSFファンタジー作家協会のグランドマスターによる最新作は、著者の長年の登場人物である魔法使いペンリックと悪魔デズデモーナの冒険を描いた3つの中編小説を収録しています。(11月1日)

フレイヤ・マルスケ著「落ち着きのない真実」
著者によるクィア歴史ファンタジーシリーズは、『A Marvellous Light』の続編として続きます。抜粋はこちらでご覧いただけます。(11月1日)

クリスティン・カショア著『シースパロウ』
グレースリング・レルムシリーズに新たなエピソードが加わり、ハヴァは危険と謎に満ちた海を渡る航海を続ける。(11月1日)

エミリー・ビクトリア著『霧の中の銀』
長年にわたる戦争の中、母が国のトップスパイである若い女性が、隣国から魔法を盗むという危険な潜入任務に挑み、自らの限界を試すことになる。(11月1日)

屠られた神々 by ティルデ・コルド・ホルト
吊られた神をめぐるヴァイキングファンタジー三部作は、ラグナロクが神々に迫る中で完結。生き残った人間たちは自らの運命を模索する。(11月1日)

ニック・マーテル著『忘れられた人々の航海』
「傭兵王の遺産」三部作は、キングキラーとホロウクイーンが再会し、共に人生を歩み始めようと奮闘する中で完結する。まずは世界の終末を阻止しようと奮闘する。(11月1日)

エデン・ロビンス著『フランニーが立ち上がるとき』
第二次世界大戦中のシカゴを舞台にしたこの物語では、ある女性のスタンドアップコメディが現実の魔法を引き起こします。(11月1日)

エリカ・T・ワース著『ホワイト・ホース』
先住民の女性が、長い間会っていなかった母親がかつて持っていたブレスレットを受け取ると、幻覚を見るようになり、家族の暗い過去と自身の波乱に満ちた人生と向き合わざるを得なくなる。(11月1日)

偉大な力で:スパイダーマンはいかにしてコミックブック大作の黄金時代にハリウッドを征服したか ショーン・オコンネル著
このノンフィクション本は、スパイダーマンがコミックからハリウッド大作へと映画界で歩んできた道のりを描き、キャラクターの権利をめぐる複雑な経緯や、数々のフランチャイズリブート作品についても触れています。(11月1日)

NKジェミシン著『私たちが作る世界』
ヒューゴー賞を4度受賞した作家の最新作は、彼女の「大都市二部作」の完結編であり、『The City We Became』の「アイデンティティ、抵抗、魔法、そして神話」の物語を基にしている。(11月1日)

ヘザー・グラハムとジョン・ランド著『ブラッド・ムーン』
『ザ・ライジング』の続編となる本作では、高校生のアレックスとサマンサが、謎の言語で書かれた本を翻訳できれば人類をエイリアンの侵略から救うという冒険を続ける。(11月8日)

トレイシー・ディオン著『Bloodmarked』
『レジェンドボーン』の続編となる本作では、ブリーがレジェンドボーン教団と悪魔たちの戦いにおける自身の立ち位置を模索しながら、予測不能でありながら紛れもなく強力な魔法を制御できるよう学んでいきます。抜粋はこちらでご覧いただけます。(11月8日)

終わりはわかっていたのに CLポルク
魔法使いの刑事がシカゴ最凶の連続殺人犯を追い詰め、愛する女性と一生を共にできる賞金を狙う。(11月8日)

ナアメン・ゴベール・ティラフン著『ザ・フルーツ』
『Wrath & Athenaeum』の都市ファンタジー三部作は、サンフランシスコとそれに関連する魔法の世界を探求するこの最終作で完結します。(11 月 8 日)

リンディ・ライアン編『森の中へ:バーバ・ヤーガの物語』
伝説の魔女バーバ・ヤーガにインスピレーションを得たこの物語集には、グウェンドリン・キステ、ステファニー・M・ワイトヴィッチ、メルセデス・M・ヤードリー、モニーク・スナイマン、ドナ・リンチ、リサ・クイグリー、RJ・ジョセフによる作品が収録され、クリスティーナ・ヘンリーによる序文が添えられています。(11月8日)

トラヴィス・バルドリー著『レジェンド・アンド・ラテ:ハイファンタジーとローステークスの小説』
オークが剣を捨てて喫茶店を開店することを決意すると、菓子業界でも戦いが待ち受けていることに気づく。(11月8日)

K.イーソン著『ウィンズカーの夜警』
このSFシリーズの第2巻では、遠く離れた惑星にある古代遺跡の謎を調査する雑多なチームを率いるモンスターハンターの物語が描かれます。(11月8日)

オマー・エップスとクラレンス・A・ヘインズ著『ヌビア:覚醒』
この壮大なファンタジーでは、嵐で荒廃したアフリカの国出身の3人のティーンエイジャーが、気候変動で荒廃したニューヨークで生き残るために奮闘します。抜粋はこちらでご覧いただけます。(11月8日)

時の輪の起源:ロバート・ジョーダンに影響を与えた伝説と神話 マイケル・リビングストン著
「国際的なベストセラーシリーズの続編となる本書は、インタビューや未発表ノートの比類なき検証に基づき、ロバート・ジョーダンの傑作の創作過程を深く掘り下げます。」中世文学と歴史の専門家によって執筆され、ジョーダンの編集者であり未亡人でもあるハリエット・マクドゥーガルによる序文が添えられています。(11月8日)

Percivious: Escape(JJ Cook、AJ Cook 医学博士著)
パーシビアス・トリロジーは、ヘリックス号とその乗組員が時間との戦いの中で人類とクジラ目エイリアン種族XYZを救うためのもう一つの試みで幕を閉じます。(11月8日)

エイミー・ティンテラ著『The Q』
「正反対の世界から来た二人のティーンエイジャーは、ディストピア的なアメリカの広大な壁に囲まれた隔離地帯を、生き残るための唯一のチャンスを求めて戦い抜かなければならない。」(11月8日)

グレース・ドレイヴンによるレイヴンのベールを脱ぐ
このファンタジーロマンスでは、幽霊と話せる女性が、死者を餌とする捕食者と戦いながら暗殺の試みをかわします。(11月8日)

W・マイケル・ギア著『Reckoning』
ドノヴァンSFシリーズは、異星に住む入植者たちが遺伝子操作された人間や邪悪な企業など、数々の危険に直面する物語が続く。(11月8日)

ラヴィ・ティダールによるネオム
ネオム市を舞台にしたこの没入型小説では、孤児が異世界への脱出方法を模索し、昔の恋が再燃し、ロボットが過去の驚くべき発見を掘り起こし、「テロリスト」たちが復讐を企てる。(11月9日)

ポール・ガンダースマンとピーター・ホール著『The Dead Friends Society』
同じ仮面の殺人犯に殺害され、同じ家に閉じ込められた幽霊仲間の一団が、家族と共にその家に引っ越してきたばかりの少女に助けを求める。(11月11日)

シェリー・ルネ・トーマス、オゲネチョフウェ・ドナルド・エクペキ、ゼルダ・ナイト編『アフリカ・ライゼン』
32編の短編からなるこのアンソロジーは、「アフリカとアフリカ系移民のファンタジーとSFの幅広さ」にスポットライトを当てています。(11月15日)

ジェニファー・ハヤシ・ダンズ著『燃える波の下で』
「日本の民話とエジプト神話を壮大なクィアな形で融合させ、ジェンダーと欲望の起源を探る」ファンタジー三部作の第一作。奇跡的に生き延びた双子が、故郷の島を滅ぼすかもしれない予言に翻弄される姿を描いている。(11月15日)

エレン・ダットロウ編『今年のベストホラー』第14巻
毎年恒例のホラーアンソロジーが、またしても数々の怖い物語を携えて帰ってきました。今年の作家陣には、ブライアン・エヴェンソン、ジェマ・ファイルズ、クリストファー・ゴールデンなどが名を連ねています。(11月15日)

シェリー・プリースト著『Flight Risk』
『Grave Reservations』の続編となる本作では、霊能者旅行代理店の女性が、自身の最新の行方不明者事件がシアトルの刑事が抱える奇妙な人体部位事件と一致していることに気づく。(11月15日)

スー・リン・タン著『太陽の戦士の心』
中国神話にインスパイアされた『月の女神の娘』の続編。シンインが母親を解放した後に得た平穏は、奇妙な新たな魔法によって破られ、仙界を訪れることを余儀なくされる。(11月15日)

スティーブン・R・ドナルドソン著『殺す神』
「大神大戦」シリーズは、長年の対立を乗り越え、共通の強力な魔力を持つ敵と戦う二つの王国の物語で幕を閉じます。(11月15日)

レゴ物語:小さなおもちゃがいかにして世界の想像力を掻き立てたか イェンス・アンダーセン著
「レゴの驚くべき裏話。同社のアーカイブへの前例のないアクセスと、今もなお同社を所有する創業者一族への貴重なインタビューに基づいている。」(11月15日)

ブランドン・サンダーソン著『失われた金属』
著者の「ミストボーン:ワックス・アンド・ウェイン」シリーズは、法執行官から政治家へと転身したワックス・ラドリアンが強力な新兵器の存在を発見し、災厄を防ぐには惑星の神との和解が必要だと悟る本作で完結する。(11月15日)

KJ・パーカー著『天使の翼を剥ぐ』
地元のギャングにギャンブルで借金を重ねた聖職者の学生に、最後通告が下される。祖父が誘拐した天使を引き渡すか、身の様々な部分を差し出すかだ。(11月15日)

シャーレイン・ハリス著『天国の蛇』
ガニー・ローズのオルタナティブ・ヒストリー・シリーズは、ラスプーチンの孫娘――皇帝の命を救うために血を流す学生――が誘拐され、長らく見過ごされてきた彼女の魔法の力が目覚め始めるところから続く。(11月15日)

ジュリー・E・チェルネダ著『To Each This World』
3人の人間がエイリアンの仲間とチームを組み、地球から送られて長らく行方不明となっているスリーパー宇宙船との接触を試みる。(11月15日)

レベッカ・ローアンホース著『天使の足跡』
魔法生物が住む鉱山の町で、エリートを殺害した容疑をかけられた妹を、カードの達人が弁護するために旅立つ、新たなダークファンタジーの冒険が始まる。(11月15日)

チャック・ウェンディグ著『ウェイワード』
『ワンダラーズ』の続編となる本作では、夢遊病がアメリカ全土を襲ってから5年が経ち、生存者たちは文明の再建に希望を抱いています。しかし残念ながら、この夢を脅かす脅威が存在します。国の邪悪な新指導者や、そもそもこの疫病を引き起こした可能性のあるAIなどがその例です。抜粋はこちらでご覧いただけます。(11月15日)

ルース・エミー・ラング著『The Wilderwoman』
疎遠になっていた姉妹――一人は未来が見える、もう一人は不気味なほど記憶力に優れた――が再会し、行方不明の母親を探す。(11月15日)

ケビン・J・アンダーソン著『ダブルブッキング』
ゾンビ私立探偵ダン・シャンブルが、ニューオーリンズを舞台にした最新冒険物語に帰ってくる。舞台は、ネクロノミコンの新版が出版されるという大混乱の中。(11月22日)

ブライアン・ハーバートとケビン・J・アンダーソン著『デューン カラダンの継承者』
カラダン三部作は、ポール・アトレイデスが「ムアディブという重要な役割へと向かう中で、必要なリーダーへと成長していく」物語で幕を閉じます。(11月22日)

ネイサン・タバレス著『A Fractured Infinity』
売れない映画監督が、未来を予知できる装置が存在する別の宇宙から来た男と出会う。その装置は、別の映画監督によって発明されたもので、その世界では謎の男は夫である。抜粋はこちらで読むことができます。(11月22日)

キャスリーン・オニール・ギア著『氷の孤児』
第二氷河期を舞台にしたクライマックス・フィクション・シリーズは、かつて絶滅した種族を含む終末後の生存者たちが、独自の思考力を持つ量子コンピューターと、徐々に進行する地球温暖化に苦闘する姿を描き続ける。(11月22日)

シャロン・シン著『震える都市』
「コーカノンの街では、誰もが秘密を抱えている」。養子に危険な力があることを知っている保護者や、地震がますます頻繁に発生している理由に心当たりのある男性もいる。(11月22日)

カレン・ヒューラー著『A Slice of the Dark and Other Stories』
「ケーキを一切れ食べたら世界が暗くなって、もっとケーキが欲しくなる、といった奇妙な問題」をテーマにした短編小説集。(11月22日)

ミシェル・サガラ著『永遠に投げ込まれる』
「エラントラ年代記」シリーズは、ケイリン・ネヤ伍長がフロントデスクの業務に就くところから続く。しかし、その任務が、大きな秘密を隠し、解放を切望する幽霊たちに関わる謎へと彼女を導くことになる。(11月29日)

RB・レンバーグ著『帰属の幾何学とその他の物語』
この物語と詩のコレクションは、著者の魔法のバードバースを探求します。(11月29日)

ディーバ・ザルガルプル著『House of Yesterday』
両親の離婚を控えた少女が、家族の過去にまつわる幽霊のような謎を解き明かしていく、著者自身のアフガニスタン・ウズベキスタン系の背景から着想を得たヤングアダルト小説。(11月29日)

ブライアン・リー・ダーフィー著『The Lonesome Crown』
五人の戦士天使を主人公とした壮大なファンタジー三部作は、戦争を正当化する予言に亀裂が生じ始め、「世界がこの戦争の荒廃に陥る中、隠された計画が明らかになる」中で幕を閉じる。(11月29日)

キエラ・キャス著『A Thousand Heartbeats』
この独立したファンタジーでは、甘やかされて育った王女と兵士が、叶わぬ恋に落ちてしまったときにどう対処すべきかを考えなければなりません。(11月29日)

アイザック・フェルマン著『二人の医師ゴルスキ』
心を読むことができる女性は、虐待から逃れ、人生を立て直そうと奮闘する。そして、破壊的な魔術師に師事することを決意し、さらに困難が重なる。(11月29日)

シア・アーンショウ著『星の荒野』
空に不吉な兆候を見た若き天文学者は、魔法の才能を持つ。初めて故郷の谷を離れるが、外の世界は想像をはるかに超える恐ろしさと、彼女の力をはるかに必要としていることに気づく。抜粋はこちら。(11月29日)
io9のニュースをもっと知りたいですか?マーベルとスター・ウォーズの最新作の公開予定、DCユニバースの映画とテレビの今後の予定、そして『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』と『ロード・オブ・ザ・リング:ザ・リング・オブ・パワー』について知っておくべきことすべてをチェックしましょう。