レイディアント・ブラックの未来は読者の手に

レイディアント・ブラックの未来は読者の手に

イメージ・コミックスのスーパーヒーローシリーズからクロスコミック・マルチバースへと変貌を遂げた『ラディアント・ブラック』は、長年にわたりこのジャンルの様々な比喩を巧みに取り入れ、日本のスーパーヒーロー小説や古典的なビッグ2コミックなどからインスピレーションを得てきました。しかし、最新作では、スーパーヒーロー史における象徴的な瞬間を再現するために、過去に遡っています。

今週の「レイディアント・ブラック」第24号(カイル・ヒギンズ、マルセロ・コスタ、イゴール・モンティ、ベッカ・ケアリー著)は、来たる「マッシブ・バース」イベント「カタリスト・ウォー」の舞台設定を描き、衝撃的な選択で締めくくられます。「レイディアント・ブラック」の主人公であるネイサンとマーシャルは、シリーズ序盤の展開でネイトが重傷を負い入院して以来、二人とも英雄の称号を掲げてきました。そして今、ヒーローとしてこれまで直面した最大の脅威が迫る中、彼らの力の源泉が最後通告を突きつけます。二人の共有する能力を真に使いこなせるのは片方だけ。そして、彼らは今、決断を迫られるのです。

いや、本当に読者の皆さんはそう思っているはずです。第24号の最終ページにはQRコードが掲載されており、スキャンするとウェブサイトにアクセスできます。ネイトかマーシャルが今後レイディアント・ブラックになるべきかどうかを投票できます(下のページで試してみてください。あるいは…まあ、面倒なことはしたくないなら、こちらをクリックするだけでいいですよ)。

画像: イメージコミック
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「ネイサンとマーシャルにとって、これは彼ら自身と世界が直面する最大の試練の前夜に迫った、これまでで最大の決断です」とヒギンズ氏はio9にメールで語った。「人は変われるのか? 二人とも準備ができているのか? 世界の運命を託せるのはどちらなのか?」

「ついにこのことについてお話できることに、本当にワクワクしています。マルセロ、マイケル、そして私は、本の執筆初期からこの計画を練ってきました。この決断はカタリスト・ウォーへと直接繋がるものです」とヒギンズは続けた。「今後30日間、投票を受け付けます。今月末に『スーパーマッシブ』が発売された後、読者の皆様は7月に『ラディアント・ブラック』第25号(カタリスト・ウォー第1部)をお読みください。そこで誰がその座を継ぐのか、ぜひご覧ください。このシリーズで私たちが目指してきたのは、私たちがスーパーヒーローに夢中になったあの興奮を再び届けることです。そして今、読者の皆様に、この本、登場人物、そしてもしかしたら世界の運命を決める機会を提供できるなんて?本当にワクワクしています!」

画像: イメージコミック
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「これは私たちにとっては不可能だと思っていました。読者に物語の展開を決めてもらうのは非常に珍しいことです」とコスタは付け加えた。「カイルがネイサンかマーシャルのどちらを選ぶかというアイデアを私に提案してきたとき、私はパニックになりました。それに、どちらを選べばいいのか分かりません!読者の皆さんが誰に投票するか、今から待ちきれません。きっと驚きの展開になると思います。」

もちろん、この動きはDCコミックス史上最も悪名高い瞬間の一つを彷彿とさせます。ヒギンズ氏がDCコミックスでバットファミリーの脚本を執筆していたことを考えると、まさにうってつけと言えるでしょう。1988年のストーリーライン「A Death in the Family」で、ジェイソン・トッド演じるロビンがジョーカーと遭遇した後、生きるか死ぬかを決める電話投票にファンが参加したのです。本作では、その賭けはやや致命的ではありません。72票差で死刑を宣告されたジェイソンは、その後充実した第二の人生を送ったにもかかわらず、数十年経った今でもなお、このシーンはバットマンを象徴する最も象徴的な瞬間の一つとなっています。

「マッシヴ・バース史上最大の決断を、読者の手に委ねるなんて? カイルが最初にこの話を持ちかけてきた時は無理だと思ったけど、もしかしたらあり得るかも。それに、カタリスト戦争の最後のサプライズでもないしね」と、レイディアント・ブラックの編集者兼デザイナー、マイケル・ブスッティル氏はio9に語り、最後に冗談交じりにこう締めくくった。「それに、この投票の敗者はジョーカーにバールで殴り殺されるぞ!」

それとも冗談?スーパーヒーローコミックではもっと奇妙な出来事が起きることがある。ジョーカー・バールであろうとなかろうと、読者の投票期限は6月2日まで、残り1ヶ月弱。


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