Googleが次世代Pixel Watchを発表する1週間前に、Fitbitはフィットネスバンド「Charge 6」を発表しました。健康管理に特化したこのウェアラブルは、刷新されたFitbitアプリと連動してリリースされます。「Googleのスマート機能を搭載した唯一のフィットネストラック」と謳われています。人によっては、この発表に大いに喜ぶか、大いに苛立つか、どちらかでしょう。
Fitbit Charge 6は、2021年に発売されたCharge 5の後継機です。Charge 5は、機能が不足していたにもかかわらず、大変好評でした。デザインに関しては、Charge 6は前モデルから大きく変わっていません。しかし、少なくとも完成度は高くなっています。
Charge 6は、Gorilla Glass、アルミニウム、樹脂で作られた、小石のような小さな1.04インチディスプレイを備えています。Fitbitによると、Charge 6はスマートウォッチのディスプレイとは異なり、スリムで目立たないように設計されているとのことです。また、インターフェースを操作するためのサイドボタンも復活しました。スポーツ中心のウェアラブルデバイスと同様に、Fitbit Charge 6は水深50メートルまでの防水性能を備えています。

Fitbit Charge 6はセンサー類も充実しています。必須の心拍数モニター、加速度センサー、SpO2モニタリング用センサー、そして温度センサーを搭載しています。Google Wallet利用のためのNFC、Googleマップ利用のためのGPSとGLONASSも搭載。まさにGoogle流のFitbitと言えるでしょう。Charge 6は、ストレスを測定するECGとEDAの測定にも対応しています。さらに、PelotonやNordicTrackをお持ちであれば、ワークアウト中にCharge 6で心拍数を同期することも可能です。Fitbitによると、Charge 6はCharge 5と比較して「激しい運動時の測定精度が60%向上」しているとのこと。
ちょっと気になる点があります。Fitbit Charge 6とFitbitアプリを使うには、Googleアカウントが必要です。Charge 6はAndroidとiOS 15以降のiPhoneユーザーと互換性があります。ただし、スマートフォンの通知機能などはAndroid 9以降が必要なので、これはかなりAndroid寄りのウェアラブルと言えるでしょう。
バッテリー駆動時間は、特殊なセンサーを過度に使用しない限り、最大7日間と謳われています。しかし、Fitbitは、フィットネスバンドの機能を最大限に活用するために、常にデータを記録し、定期的に充電することを推奨しています。
Fitbit Charge 6は現在160ドルで予約受付中です。ポーセリン(白)やコーラル(オレンジ)など、豊富なカラーバリエーションをご用意しています。また、ファブリック素材のオーシャンウーブンや、パンチング加工のヘーゼルスポーツなど、様々な新しいバンドもご用意しています。ウェアラブルは今秋後半に発売予定です。