カリフォルニア州在住の41歳の男性が火曜日、殺人未遂と児童への危険行為の容疑で逮捕された。警察は、男性が家族を乗せたテスラ車を意図的に250フィート(約75メートル)の崖から転落させたと結論付けた。車は大破したものの、運転手、妻、そして幼い子供2人の計4人全員が生き残った。
カリフォルニア州当局は月曜日、ハイウェイ1号線沿いの「デビルズ・スライド」と呼ばれる、車での通行が困難な地域で発生した事故に関する報告を受けた。現場に到着した当局は、ダルメッシュ・パテル氏とその妻、9歳の息子、そして4歳の娘が生きており、しかも意識があることを確認。
CNNによると、カリフォルニア州ハイウェイパトロールは火曜日、収集された証拠を検討した後、「この事件は意図的な行為であったと信じるに足る十分な根拠がある」と述べた。

コーストサイド消防署のブライアン・ポッテンガー大隊長は報道機関に対し、テスラの損傷状況から、同車は地面に衝突した後、数回転転した後、車輪で直立した状態に戻ったと説明した。ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューでポッテンガー氏は、この出来事がこのような形で終わったことがどれほど注目に値するかを強調した。
「この地域でこれほどの規模の事故で生き残る人は非常に珍しい」とポッテンジャー氏は同メディアに語った。
消防隊員たちは崖を降りて車まで行き、2人の子供を救出しました。一方、カリフォルニア州ハイウェイパトロールはヘリコプターを使って2人の大人を救出しました。大人の救出の様子は、ハイウェイパトロールがFacebookに投稿した、ドラマチックで息を呑むような動画でご覧いただけます。
メディアの報道が矛盾しているため、家族の負傷の程度は現時点では不明である。
テスラの自動運転モードに関連した危険な事故の履歴を考えると、今回の恐ろしい事故の原因が車自体にあるのではないかと疑問視する声もあった。しかし、カリフォルニア州ハイウェイパトロールは、車両が犯人ではないようだと述べた。
CNNが報じたところによると、高速道路パトロールは「テスラがどのような運転モードだったかは判明していないが、それが今回の事故の一因ではないようだ」と述べた。