NASAのアルテミス計画の一環として月へ旅する宇宙飛行士たちは、宇宙服のデザインに高級ブランドのプラダを採用したため、スタイリッシュに月へ行くことになる。
アクシオム・スペースは水曜日、2025年に打ち上げが予定されているNASAのアルテミス3号ミッション用の月面宇宙服を設計するためにプラダと提携すると発表した。
「[創業者マリオ]プラダ氏の人類に対する常に前向きな精神は、冒険への願望と、宇宙という新たな地平への勇敢な挑戦へと広がっています」とプラダのグループマーケティングディレクター、ロレンツォ・ベルテッリ氏は声明で述べた。

一見意外な組み合わせだが、アポロ計画以来初めて月面に着陸する宇宙飛行士たちに、さらなる快適さをもたらすことを期待している。「プラダの原材料、製造技術、そして革新的なデザインコンセプトに関する専門知識は、月面での宇宙飛行士の快適性を確保するだけでなく、従来の宇宙服には欠けていた、切実に必要とされる人的要因への配慮にも役立つ先進技術をもたらすでしょう」と、アクシオム・スペースのCEO、マイケル・サフレディーニ氏は声明で述べた。
プラダのエンジニアは、設計プロセス全体を通じてアクシオム・スペースのチームと協力し、「宇宙と月の環境特有の課題から身を守るための素材や設計機能のソリューションを開発する」とアクシオムは書いている。
今年初め、アクシオム・スペースは次世代宇宙服のプロトタイプを発表しました。AxEMU(アクシオム船外活動ユニット)は、NASAの宇宙服の伝統を継承しつつ、最新技術、機動性の向上、そして月面環境からの保護を組み込んだ設計となっています。この宇宙服は、より現代的で洗練された外観を備え、月面での宇宙飛行士の柔軟性を高めるように設計されました。
新しい宇宙服のデザインは、2億2,850万ドルの探査船外活動サービス(xEVAS)契約の一環として開発されたが、Axiom Space社が宇宙服の所有権を保持し、宇宙服を使用する商業顧客を探すこともできる。