サンドワームを語らずして『デューン』の世界を語ることはできません。この巨大な一枚岩のような生物は、フランク・ハーバートの原作小説だけでなく、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による壮大な映画版の両作品の核を成しています。サンドワームについて語るなら、おそらくサンパーについても語ることになるでしょう。
サンパーとは何でしょうか?アラキスのフレーメンが、サンドワームを引き寄せるために使う、ゆっくりとした一定のリズムの音を出す黒い円筒形の装置です。『デューン PART1』では、サンパーはサンドワームを歓迎されない場所に呼び寄せる武器のように使われていました。『デューン PART2』では、サンパーはもう一つの重要な用途で使われます。フレーメンがサンドワームを移動手段として呼び寄せるのです。サンパーはいわばフレーメンのUberですが、大きな違いが一つあります。Uberを使うと、車が携帯電話を食べてしまうわけではありません。サンドワームがサンパーを食べてしまうのです。
3月1日に劇場公開される『デューン デューン Part II』には、たくさんのサンパーが登場します。本当に、本当にたくさんです。フレーメンとその文化が映画の中で頻繁に登場し、しばしば乗り物を必要とするからです。そして、観ているうちに、これらのサンパーは一体どこから来るのか?誰が作っているのか?それとも、使い捨ての装置なのか?と疑問に思わずにはいられません。私たちは、『デューン Part II』の共同脚本・監督を務めたドゥニ・ヴィルヌーヴ本人に、サンパーについての考えを聞いてみることにしました。そして、彼の答えは期待を裏切らないものでした。

「ええ、それは自分自身に問いかけることです」と監督はio9に認めた。「フレーメンもきっとそのことを考えていたでしょう。リサイクルが文化の根幹にあるので、リサイクルの方法は必ずあるはずです。宇宙に住む人々のようなものです。過酷な環境ですが、彼らはとても賢い人たちです。だから、あのサンパーをリサイクルして、元の場所に戻す方法があるはずです。フレーメンに聞いてみるべきです」
えっと、リサイクルって言ったっけ?食べられたものをどうやってリサイクルするの?ああ。いや、デニス、違う。「もしかしたら、ミミズの消化器系から何か見つかるかもしれない」と彼は言った。そう、『デューン 砂の惑星 Part II』の監督は、フレーメンがサンドワームの糞の中からサンパーを見つけて再利用するというのが最も理にかなっていると認めたのだ。
『デューン PART2』ではそのような展開は見られません。しかし、もしこの映画が成功すれば、『デューン メサイア』というパート3が製作される可能性は高いでしょう。そしてもしかしたら、その際にサンパーのリサイクルに関するサブプロットが登場するかもしれません。
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