11月19日に起こる部分月食は皆既月食ではないかもしれないが、地球が月に落とす大きな影とその異常に長い持続時間により壮観なものになることが期待される。
11月19日の月食は部分月食ですが、ピーク時には月の約97%が地球の影に覆われるため、荘厳な体験となるでしょう。月食の影響を受ける部分は赤褐色に見え、全体的にも明らかに暗くなります。月食のピークは11月19日(金)午前4時3分(米国東部時間)ですが、その前後3時間は地球の影が見えます。
EarthSky の報告によると、「月食が最大になるとき、月のごく薄い一部分が太陽に直接さらされ、月の残りの部分は皆既月食特有の赤みがかった色を帯びるはずだ」とのことです。
今世紀最長の部分日食が、11月19日の夜明け前に発生します。最大日食は米国東部標準時午前4時3分で、月の97%が隠されます。その時、月は西の空高くに見えます。これはまた、580年ぶりの長さの部分日食となります! pic.twitter.com/Xa9ciXLp3V
— ホルコム天文台&プラネタリウム(@holcombobserv)2021年11月7日
この部分月食のもう一つの魅力は、その持続時間です。NASAによると、月が地球の影の内側と外側の両方を通過する半影月食は6時間1分、内側の影が落ちる本影月食は3時間28分続きます。部分月食の間、月は遠地点(つまり、月が軌道上で地球から最も離れる地点)に近づくため、天文ショーの時間が長くなります。
EarthSkyによると、今度の月食は1440年2月18日(つい昨日のことのように思えます)以来最長となり、これほど長い月食は2669年2月8日まで(カレンダーに印をつけておきましょう)ないとのことです。これは1229年にも及ぶ期間なので、早起きを迷っている方はぜひ覚えておいてください。

ところで、11月19日の部分月食は、南北アメリカ大陸、東アジア、オーストラリア、太平洋地域を含む地球の多くの地域で観測できます。北米では東部標準時午前2時過ぎ(アメリカ西海岸では太平洋標準時11月18日午前11時)に始まり、ピークは東部標準時午前4時過ぎになるとNASAは発表しています。
アフリカ、中東、西アジアでは月食は観測できませんが、ご心配なく。月食は年に2回程度発生する傾向があります。さらに、2022年5月15日の夜には皆既月食が予想されています。
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