RoborockがIFA 2025で発表した大作は、おそらく誰も予想していなかったでしょう。洗濯乾燥機とロボット掃除機用の隠しコンパートメントを備えた製品です。「4-in-1 ハウスホールドクリーニングコンボ」という名称で、価格も発売日も未定ですが、これまでの展示会場で発表されたアイデアの中で、私のお気に入りの一つかもしれません。
この洗濯機と乾燥機は、ベルリンのテクノロジーショーでも同社が披露したRoborock Zeo Oneと基本的に同じものです。光沢のあるガラス製のフロントパネルと上部に隠しコントロールパネルを備えたスマートな洗濯機と乾燥機です。Zeo Oneには、糸くずの自動除去システム、洗濯洗剤の自動投入、そしてRoborockアプリによるスマートコントロールなど、多くの自動化機能が搭載されています。
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4-in-1 ハウスホールドクリーニングコンボ(後で確認したところ、洗濯機と乾燥機、そしてモップ機能付きロボット掃除機の4つのパーツで構成されています。この商品は後で面白い名前が付けられると思います)の底には小さな落とし戸があり、その中にロボット掃除機が入る空間が現れます。ロボット掃除機が掃除を始める時間になると、落とし戸が開き、ロボット掃除機は掃除のために部屋を出て行きます。掃除が終わると戻ってきて充電し、ゴミを捨てます。クリーニングコンボの前面パネルは取り外し可能で、ロボット掃除機の空間のすぐ上にある掃除機用バッグにアクセスできます。

RoborockはデモにRoborock Saros 10を使用していたようですが、同社ブースの担当者によると、この掃除機を購入すれば、対応している他のRoborock掃除機も使えるとのことでした。Roborockはファームウェアをアップデートするだけで使えるようになるとのことでした。現時点では、4-in-1 ハウスホールドクリーニングコンボは正式な製品ではなく、あくまでコンセプト段階ですが、担当者はZeo Oneへの反応や関心の高さ次第では製品化される可能性があると語りました。個人的には、映画『フィフス・エレメント』でジャン=バティスト・エマニュエル・ゾルグが小さなロボット掃除機について語る独白が頭から離れない人間なので、ぜひ実現して欲しいと思っています。
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