YouTubeには、10代や20代の若者が古いダイヤル式電話のダイヤルをいじくり回したり、ゲームボーイの画面タップを認識させようと苦戦したりする動画が溢れている。レゴの精巧に作り込まれた新しいタイプライターモデルでも同じことが起こるだろう。「紙の画面のノートパソコン?」
人気映画やテレビ番組をベースにしたプレイセットを大量生産するというレゴの型を破るような多くのセットと同様に (演奏できるグランドピアノを覚えていますか?)、新しい 2,079 ピースのタイプライターは、ファンがカスタムビルドを提出できるレゴ アイデア プログラムから生まれました。レゴ コミュニティから 10,000 票の支持を獲得した場合、レゴ社は綿密な審査プロセスを経て実際のセットにすることを検討します。
新しいタイプライター セットはもともと英国チェスターの Steve Guinness 氏によって考案されましたが、公式バージョンはオリジナルに大まかに基づいているだけで、レゴ アイデアのサイトで今でも見ることができます。

1950年代を忠実に再現したグリーンの仕上げなど、すべての変更点の理由の1つは、レゴ社によると、公式モデルは同社の創設者であるオーレ・カーク・クリスチャンセンが使用していた旧式タイプライターからもインスピレーションを得たものだということだ。つまり、すべての変更には歴史的な意味があるということだ。しかし、機能的には、このモデルに対するギネス社の当初のアイデアの多くが引き継がれている。キーボードのキー(すべて印刷されたデザインで、ありがたいことにステッカーは付いていない)が押されるたびに、中央のタイプバーが上がり、キャリッジが右から左に移動し、次のテキスト行を入力するために手動でスライドさせて戻す必要がある。ユーザーはプラテンローラーに実際の紙を送り込むこともできるが、白黒のフェルト製リボンストリップにはインクが染み込んでいないので、実際にメッセージを入力できるわけではない。

レゴでさえ、タイプライターがもはや時代遅れの技術であることを認識しており、このモデルは「タイプライターを見たことがない若いファンのノスタルジックな感情と好奇心を刺激する」ために使える可能性があると示唆しています。7月1日に発売されるこのセットの価格は200ドルと少し高価ですが、その精巧な作りを考えると、組み立てるのが特に楽しくなりそうです。