任天堂は2021年9月にSwitchのファームウェアアップデート13.0.0をリリースし、ついにワイヤレスBluetoothヘッドホンのネイティブサポートを追加しました。しかし、これは完璧とは程遠いものでした。そこで昨夜リリースされたSwitchのファームウェアアップデート14.0.0では、ワイヤレスヘッドホンの機能がさらに向上しました。
13.0.0アップデートがリリースされたとき、任天堂がなぜBluetoothヘッドホンのサポートをこれほど長い間延期していたのかすぐに分かりました。SwitchはワイヤレスコントローラーのJoy-ConにもBluetooth接続を採用しており、Bluetoothヘッドホンを接続すると、同時に2つのコントローラーしか接続できないため、「スーパー マリオパーティ」などのゲームでプレイできるプレイヤー数が制限されてしまいます。また、マルチプレイヤーゲームで近くのSwitch同士がワイヤレス接続されている場合、Bluetoothヘッドホンの接続を解除する必要がありました。
Switchの14.0.0アップデートでこれらの欠点は改善されるのでしょうか?残念ながら、改善されません。しかし、その代償として、接続されたBluetoothヘッドフォンやスピーカーの音量レベルを、Switch本体の音量ボタンまたはBluetoothオーディオデバイス本体の専用コントロールで調整できるようになりました。音量調整が完了すると、画面にその旨が表示されます。また、このアップデートでは一部のBluetoothオーディオデバイスの音量が上がるとされており、『ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』でポケモンが叫び声をあげてきた時、ゲーマーはより効果的に驚かされるでしょう。

14.0.0ファームウェアのもう1つの便利な機能は、「グループ」の導入です。これにより、コンソールの5年間の寿命中に数え切れないほどのゲームをダウンロードしたユーザーは、Switchのホーム画面でそれらをより適切に整理できるようになります。
最大100個のグループフォルダを作成でき、最大200個のゲームを格納できます。各フォルダにはカスタムラベルを割り当てることができます。アプリアイコンをグループに作成して整理するのは、スマートフォンほど簡単ではないようです(任天堂はここでステップバイステップの手順を公開しています)。しかし、これは歓迎すべきアップグレードであり、ホーム画面に「すべてのソフト」ボタンが表示されなくなりました。このボタンは、本体に「13個以上のソフトアイコン」がある場合にのみ表示されます。