バットマンの予告編にポール・ダノの顔が映ってなくてよかった

バットマンの予告編にポール・ダノの顔が映ってなくてよかった

『バットマン』のプレミア公開まで何年もの間、映画の予告編はどれも、ある一つのことをことごとく明らかにしようとしていた。ポール・ダノ演じるリドラーのマスクの下の姿だ。ダークナイトの最新作を劇場で3時間かけて観るのは避けたが、その答えが知りたくてずっとハラハラしていた。そして今、HBO Maxで『バットマン』が配信され、ついにこの謎の答えが明らかになった。待った甲斐があった。

まず、ここまでの経緯を思い出しましょう。映画の様々な予告編では、リドラーが防寒用の軍用マスクを被っている姿が惜しげもなく映し出されていましたが、その下にいる男の姿は肩越しにしか映っておらず、眼鏡の存在がかすかにしか分かりませんでした(…マスクの外側に眼鏡をかけているのが見えました)。

スクリーンショット: ワーナーブラザース
スクリーンショット: ワーナーブラザース

これ以上見せようとしなかったことで、観客は興奮のあまり息を呑んだ。何かサプライズでもない限り、なぜ顔を見せないのか?そして、なんと、サプライズはあったのだ!彼が振り向き、ついにマスクの下の男を現した時、私は唖然とした。批評家から絶賛され、名高い個性派俳優、ポール・ダノがこんな風に変身できるなんて、一体誰が想像できただろうか?

スクリーンショット: ワーナーブラザース
スクリーンショット: ワーナーブラザース

ダノのキャスティングを初めて聞いた時、ほとんどの人と同じように、リドラーの正体は…ええと…ポール・ダノのような人だろうと思っていました。私の頭の中はこんな感じでした。

2月23日、イギリス・ロンドンで行われた『バットマン』特別上映会に出席したポール・ダノ。
2月23日、イギリス・ロンドンで行われた『バットマン』特別上映会に出席したポール・ダノ。写真:デイブ・J・ホーガン(ゲッティイメージズ)

だからこそ、この衝撃的な発表は…

スクリーンショット: ワーナーブラザース
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…なんとも大きな見返りがあった!『バットマン』があれほど熱心に予告していなければ、実現できなかったであろう見返りだ。製作期間中、長年にわたりファンの期待を高めるために練られた巧みなマーケティング戦略のおかげである。実際、これは『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の最終予告編でも同様の選択がされたが、それよりもずっと強力だった。最終予告編では謎めいたゴーストバスターズの胴体しか映らず、そのうちの一人がビル・マーレイの声で話すという、既に広く知られ、広く報道されていた事実にもかかわらず、マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソンが愛すべきオリジナルキャラクターとして映画に戻ってくるかもしれないという可能性をファンに抱かせたのだ。

ああ、くそっ!

スクリーンショット: ワーナーブラザース
スクリーンショット: ワーナーブラザース

ペンギンがバットマンにスペイン語のレッスンをする非常に長い映画『ザ・バットマン』が現在 HBO Max で配信中です。


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