2023年6月の公開を前に、『インディ・ジョーンズ5』に関する本格的な情報公開が始まりました。ハリソン・フォード演じるトレジャーハンターの真の送別会となる本作には、フィービー・ウォーラー=ブリッジやマッツ・ミケルセンといった新たな顔ぶれが登場します。ミケルセンが主要な敵役ではないにせよ、少なくとも悪役を演じるだろうと人々が予想するのに、それほど時間はかかりませんでした。
エンパイア誌の表紙記事でそれが明らかになった。『インディ5』で、ミケルセンは第二次世界大戦後、NASAで働くナチスの科学者、フェラー役を演じる。映画の舞台は1969年の宇宙開発競争。フェラーは、実在の元ナチスで後にNASAの科学者となるヴェルナー・フォン・ブラウンにインスパイアされている。ミケルセンはエンパイア誌に対し、自身の役柄について「過去の過ちを正したいと思っている男です。世界をもっと住みやすい場所にできる何かがある。彼はそれを手に入れたいと思っている。インディ・ジョーンズもそれを手に入れたいと思っているのです」と語っている。

「月面着陸計画は元ナチスの一団によって運営されていたというのは単純な事実です」と、映画の共同脚本家ジェズ・バターワースは語った。「彼らがどれほど『元』なのかは疑問です。」シリーズを通して、インディは幾度となくナチスと戦ってきたが、当時のアメリカにとって、ナチスはソ連に先んじて宇宙開発を進めることよりも優先事項ではなかった。宇宙開発競争が続く中で、本作でナチスとインディを対決させることは、主人公が時代遅れの人間であるかのような感覚を抱かせることを意図している。
「ヒーロー像が完全に変わったというだけではないんです」とバターワースは続けた。「何もないところに何かを求めているというだけではないんです。まるでギャンブルとか、彼の得意分野が何であれ、リノから外れたような感じです。でも、その背後にいるのは、ご存知の通り、彼の宿敵たちなんです」
独特のレトロな響きが愛らしい。ナチスが顔面を殴られるのを見るのは飽きない。フォードが強烈な右フックを繰り出せることは周知の事実だが、『インディ・ジョーンズ5』は少なくともその期待に応えてくれるだろう。2023年6月30日公開予定だ。
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