『スター・トレック:ピカード』の最終エピソードは、スペクタクルとトレックへの愛が溢れる1時間の物語で、シリーズがどうやってそれを上回ることができたのか想像もつきません。ところが、あの最終シーンの45分バージョンが存在することが判明したのです。

ええ、最後の最後のシーンではありません。Q/ジャック・クラッシャーのポストクレジットは、Paramount+が「スター・トレック:レガシー」の番組を制作すべきだと誰かが判断するまで、そのままにしておくしかないでしょう。つまり、次世代クルーとの最後のシーンです。ピカード、ライカー、トロイ、データ、ラフォージ、ウォーフ、そしてクラッシャーが、30年前の「オール・グッド・シングス」と同じように、最後にもう一度、任務のやり遂げたことを祝おうと決意します。トランプゲームです。
このシーンは、エンタープライズ号のブリッジクルーのお気に入りの娯楽へのオマージュ、あるいはメインエンドでTNGのテーマ曲が鳴り響く勝利のホルンだけではありません。このシーンは、乗組員を送り出すのに完璧な方法なのです。笑い、冗談を言い合い、ただこの瞬間を友人として共に過ごす。そして、どうやらこのシーンはまさにそうだったようです。シリーズのショーランナーであり、このエピソードの脚本・監督も務めたテリー・マタラスは、TNGのスターたちが1時間近くカードゲームをする様子を撮影しました。

「観客に本当にポーカーゲームに参加しているような感覚を味わってもらいたかったんです。キャストたちと過ごす時間、何十年も培ってきた友情から生まれる純粋な笑いを、実際に感じてもらいたかったんです」とマタラスはColliderに語った。「だから45分間カメラを回し続け、カメラはテーブルの周りをぐるぐると回ったんです…あの笑い声、あの微笑み、すべてが本当に本物なんです。最後のセリフ以外は、演技ではありません。あれは最初から計画の一部で、うまくやれるようにスケジュールに組み込んでいました。だから本当に素晴らしいシーンなんですが、あのショットで終わらせなければならないと分かっていました。あれが彼らを締めくくる正しい方法だと思ったんです」
エピソードの中でせいぜい5分程度のシーンに必要な映像をすべて収録しようと計画していたのは、少しやり過ぎのように思えるかもしれない。でも、まあ、私たちにとっては良いことかもしれない。「おそらく、そのほとんどをブルーレイに収録することになると思う」とマタラスは付け加えた。そうしておいた方がいいだろう。
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