ジェームズ・ガニスが、新作映画『スーサイド・スクワッド』にまつわる秘話を明かす。Script Apartポッドキャストで、ガンはリック・フラッグ(ジョエル・キネマン)がチーム1に所属する理由や、彼がなぜこの任務に就いているのかを理解するのに役立つ削除シーンについて語る。
「彼女は気に入らない人間、本当に役に立たない人間ばかりを選りすぐり、役に立つと思っていたチームを突破させるための陽動作戦として利用していたことが分かりました」とガン氏は語った。「そしてそれは本当です。チーム2は本当に危険です。彼らは仕事がかなり得意で…まさに金持ちチームです。そして、もう一つのチームがいます。」

『スーサイド・スクワッド』は、アマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)がサヴァント(マイケル・ルーカー)を脅迫し、チーム1(フラッグも所属)に加入させる場面から始まる。任務は島国コルト・マルタへの潜入だ。チーム1はマルタの領土に上陸するや否や、軍によって壊滅させられる。ここでウォーラーは、タスクフォースXが島を問題なく通過できるよう、意図的にチーム1を陽動作戦として利用したことを認める。
ウォーラーとフラッグはいつも仲が良かったように見えたのに、なぜ彼を不要なチームに加えたのだろうか?ポッドキャストでガンは、なぜそう決断したのかを説明する削除されたシーンを詳しく語った。
「映画からカットしなければならなかったシーンで、時々『ああ、カットしなければよかった!』と思うのは、リック・フラッグがなぜあのグループにいるのかが分かるシーンです」とガン監督は説明した。「リック・フラッグがアマンダ・ウォーラーのシャツをからかう回想シーンがあります。それは本当に醜いシャツで、色々な色のプリントがされていて、彼は『ピエロの一団が君に糞をぶちまけたみたいだ』と言います。そして、スティーブ・エイジー演じるジョン・エコノモスはアマンダ・ウォーラーを見てヒステリックに笑い、ヴィオラ・デイヴィスの顔には死が見て取れます。彼女はまさに死神そのもののように見えます。だから(フラッグは)あのビーチにいるのです」
一見、ウォーラーにはこんなことは考えられないように思えます。なぜ彼女がリック・フラッグの気持ちを気にするのでしょうか?しかし、ウォーラーは些細なことでも復讐心を抱くのが得意です。しかし、このシーンがカットされたのは良かったのかもしれません。映画のエンディングで、ウォーラーがフラッグの死に賭けていた理由が観客に伝わるからです。
『ザ・スーサイド・スクワッド』は現在劇場で公開中、またHBO Maxで配信中。
詳細については、Instagram @io9dotcom をフォローしてください。