『スター・トレック セクション31』のあのワイルドなカメオ出演の経緯

『スター・トレック セクション31』のあのワイルドなカメオ出演の経緯

セクション31は先週Paramount+で配信開始となり、必ずしも良い理由とは言えないながらも注目を集めた。しかし、この最新作『スター・トレック』には、スパイ装備をめぐるサプライズがいくつか隠されている。中でも最も意外なものの一つは、ミシェル・ヨー自身の提案によるものかもしれない。

io9 スポイラーバー

セクション31は、ミラーユニバースの侵略からプライムユニバースを救ってから3週間後、チームの生き残りメンバーがバラーム基地に集結する場面で幕を閉じる。ジョージーは再びアロックのグループの一員として秘密工作組織に加わるよう申し出を受ける。ジョージーが申し出を受け入れた後、彼らは次の任務のための通信を待つ…その時、ジェイミー・リー・カーティスが姿を現す。彼はトレック風のハイテクフェイスプレートを装着し、目の前に集まったガタガタの集団に苛立ちの溜息を吐く。

カーティスが演じるのは「コントロール」。ディスカバリー・ファンにはお馴染みの、シーズン2に登場する悪名高いAIの悪役の正体だ。コントロールは、セクション31が作戦上の意思決定を行うために使用していたプログラムで、最終的には暴走し、 ディスカバリーのクルーが(彼らもろとも)遠い未来へと飛ばされない限り、銀河全体を脅かす存在となった。ありがたいことに、カーティスは邪悪なAIではないようで、セクション31は単に「コントロール」を生物兵器ハンドラーの名称として使い続けた。しかし、サプライズはコントロールという肩書きではなく、カーティス自身が登場したことだった。そして、ミシェル・ヨーが「Everything, Everywhere, All at Once」で共演したスター・トレックの銀河系に転送されたのは、すべて彼女のおかげだ。

「ミシェルとジェイミー・リーは親友で、お互いを心から愛しています」と、『スター・トレック』のエグゼクティブ・プロデューサー、アレックス・カーツマンは先日行われた同作の記者会見でio9に語った。「コントロール役を誰が演じるかというアイデアが浮かんだ時、『誰か面白いカメオ出演できたらいいな…』という話になり、ミシェルが『ジェイミー・リーはどう?』と提案したんです。世界最高の俳優の一人の話ですから、私たちが彼女に尋ねた瞬間、『ミシェルのためなら何でもします』と答えたんです」

実はカーティスがスタートレック関連の役に関わったのはこれが初めてではない。 彼女の姉ケリー・カーティスは『ディープ・スペース・ナイン』のシーズン1で、クワークのバーでフェレンギ人の雇い主から嫌がらせを受けるダボガール、サルダ役で出演している。しかし、彼女自身の 『スタートレック』での出演時間も同様に短く、カーティスのコントロール役のシーンは数時間で終わってしまった。「彼女はただ現れて、2時間もかからずに全ての役をこなしたんです」とカッツマンは続ける。「全てをレイアウトして、全てのセリフを16バージョンくらい用意してくれて、アドリブもたくさんして、台本通りに演じてくれました…まるで殺し屋のように現れて、完璧に演じきって、出て行ってしまいました。私たちはただ口をあんぐり開けて立ち尽くしていました。彼女は本当に素晴らしかったです。」

『スター・トレック:セクション31』は現在Paramount+で配信中です。

追加レポートは Cheryl Eddy が担当しました

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