今夜のNintendo Directはゲームに関する内容が中心で、スーパーマリオ映画のキャストにも疑問が投げかけられましたが、任天堂はNintendo Switch Onlineの遊び放題レトロゲームコレクションにN64とSEGA Genesisのゲームを追加する新たな拡張パックも発表しました。より本格的なレトロゲーム体験を求める人のために、N64とSEGA Genesisのコントローラーも発売されます。

Nintendo Switch Online + 拡張パックは、サービス開始時にN64ゲームの小規模コレクションをサービスに追加します。これには、『スーパーマリオ64』や『ゼルダの伝説 時のオカリナ』といった、3Dグラフィックとアナログ操作の時代を切り開いた名作が含まれます。残念ながら、『ゴールデンアイ 007』はまだ登場していません。この拡張パックでは、『ソニック』、『エコ・ザ・ドルフィン』、『悪魔城ドラキュラ ブラッドラインズ』といったセガジェネシスのゲームもSwitchでプレイできるようになります。この拡張パックは10月下旬に提供開始予定ですが、より高額な会員プランの一部となります。任天堂は具体的な価格変更についてはまだ発表していません。

任天堂は、Nintendo Switch Online + 拡張パックと合わせて、Switch用ワイヤレスBluetoothコントローラーを2種類発売します。16ビット版セガメガドライブのゲームパッドと、アナログジョイスティック操作をコンソールゲームに初めて導入したN64の専用コントローラーは、それぞれ50ドルで、Nintendo Switch Online加入者、そしておそらくは新しい拡張パックを購入するユーザーのみが購入できます。N64コントローラーがSwitchのJoy-Conと同様のドリフト問題を引き継ぐかどうかはまだ不明ですが、改良されたコントローラーはおそらく同様のハードウェアを採用するでしょう。
任天堂はイベント中に宮本茂氏も連れてきて、2022年後半に劇場公開が予定されているアニメ映画「スーパーマリオ」の詳細を発表した。映画には、何十年も任天堂のゲームでマリオの声を担当してきたチャールズ・マーティネットが参加するが、今回は実際にマリオの声を担当するわけではない。任天堂は、何らかの理由でクリス・プラットの方が適任だと判断したようだ。プラットのほかに、映画「クイーンズ・ギャンビット」のアニャ・テイラー=ジョイがピーチ姫、ジャック・ブラックがクッパ、セス・ローガンがドンキーコング、チャーリー・デイがルイージ役で出演する。キャスティングについては慎重ながらも楽観的に見ているが、任天堂は自社作品を映画化する上でそれほど確固たる実績を持っているわけではない。