ええ、ええ、確かに私たちは皆、『冬の狂風』が10年以内に完結するのを待ち望んでいるかもしれませんが、だからといってジョージ・R・R・マーティン作品がもう出ないというわけではありません。もちろん、HBOで近日放送予定の『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフTVシリーズ『ハウス・オブ・ドラゴン』もありますが、今度は著者のもう一つの情熱的な小説化プロジェクトが、マーベルの協力を得て、別の媒体へと飛び出そうとしています。
出版社GRRMは、GRRMの長寿スーパーヒーローアンソロジーシリーズ「ワイルド・カード」のコミック版を刊行する予定です。1987年に始まった全25巻からなるこのコレクションには、ロジャー・ゼラズニイ、チャールズ・ストロス、サラディン・アーメドといったSF・ファンタジー界の巨匠たち、そしてもちろんマーティン自身による短編小説や長編小説などが収録されています。シリーズの概要はマーベルにお任せします。
「ワイルドカード」シリーズは、地球に超能力を持つ人々が住む架空の歴史を描いています。人間がエイリアンの「ワイルドカード」ウイルスに感染すると、その確率は高く、死に至る…これは「ブラッククイーンのドロー」と呼ばれます。生き残った者の多くは、奇妙な変異体を持つ「ジョーカー」へと変化します。幸運な少数の者は「エース」と呼ばれ、超能力を授かり、英雄的な目的のために、あるいは悪役として、その能力を駆使します。

ご存知ない方もいるかもしれませんが、カードをテーマにしたスーパーヒーローストーリーが満載です!最初のコミックシリーズは、もちろん原作小説『ワイルド・カード』をベースとし、ポール・コーネルが執筆、マイク・ホーソーンが作画を担当し、「The Drawing of Cards(カードの絵)」というサブタイトルが付けられます。興味深いことに、マーベルがワイルド・カードのコミックを出版するのはこれが初めてではありません。1990年にエピック・レーベルから4号限定シリーズが出版されています。
一方、『ワイルドカード』のテレビドラマ版は、Huluで数年にわたり開発が進められてきた後、現在Peacockストリーミングサービス向けに制作中です。まずは6月1日に配信開始となる『ワイルドカード:ザ・ドローイング・オブ・カード』が実現するでしょう。それまでの間、私たちはもうすぐ配信されるであろう『ウィンズ・オブ・ウィンター』の続報を楽観的に待ちましょう。
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