ピクサーは2027年公開作品でキティのヒット作『Flow』を再現

ピクサーは2027年公開作品でキティのヒット作『Flow』を再現

ピクサーは、常に刺激的な新作を発表してきましたが、久しぶりに、スタジオがトレンドを仕掛けるのではなく、むしろトレンドを追いかけているように感じられます。おそらくそうではないでしょうが、タイミングを考えると、無視できないものとなっています。

アヌシー国際アニメーション映画祭で発表されたばかりの、ピクサーの2027年公開作品のタイトルは『Gatto (原題)』です。ルカ・マルコム監督のエンリコ・カサローザが監督を務める本作は、イタリアのヴェネツィアを舞台に、黒猫のネロが「運河に囲まれ迷信深いこの街を長年渡り渡り歩き…自分の人生が正しかったのか疑問に思い始める」というストーリーです。地元の猫系マフィアのボスに借金を抱えたネロは、窮地に陥り、思いがけない友情を育むことになります。その友情が、ついに彼の目的へと繋がるかもしれません。ただし、ヴェネツィアに打ち負かされてしまう可能性はあります。

素晴らしいと思いませんか?ピクサー作品ですから、きっとそうなるでしょう。ピクサー映画は長い時間をかけて作られるからこそ素晴らしい作品になることが多いので、『Gatto』は昨年11月よりずっと前から開発されていた可能性が高いです。しかし、ちょうどその頃、フランスのアニメーション映画『Flow』が公開され、世界中の映画ファンを魅了し、最終的にアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞しました。アニメーションと猫が斬新な組み合わせというわけではないので、これはほぼ間違いなく偶然でしょう。しかし、『Flow』の成功後、ピクサーが初めて発表した新作が猫映画だったというのは、実に幸運なことです。

ピクサーは2027年までに多くの計画を準備しています。来週には、長らく延期されていた少年がエイリアンとの冒険に旅立つ物語『エリオ』が公開されます。続いて2026年3月には、人間が動物と交流し、会話できるようになる『ホッパーズ』が公開されます。そして2026年6月には、バズ、ウッディ、そして仲間たちがテクノロジーと対峙する『トイ・ストーリー5』が公開されます。そして、それら全てを経て、『ガット』が登場します。上の画像でその一端をご覧いただけます。こちらがコンセプトアートの完全版です。

ピクサー ガット フル
ピクサーから 2027 年に登場予定のGattoのコンセプト アートの完全版。

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