トランプ大統領、カタールにおけるイランの報復攻撃に米国は対応しないと発言

トランプ大統領、カタールにおけるイランの報復攻撃に米国は対応しないと発言

ドナルド・トランプ大統領は月曜日、カタールの米軍基地に対するイランのミサイル攻撃に対し、反応しない姿勢を示し、一連のツイートで、アメリカ国民に被害はなく、平和への道が開かれたと訴えた。米国は土曜日にイランの3つの原子力施設への攻撃を開始し、イランは必然的に反応した。

「イランは、我々による核施設の破壊に対し、予想通り非常に弱い反応で公式に反応し、非常に効果的に反撃した」とトランプ大統領は月曜日の午後、Truth Socialに投稿した。「ミサイル14発が発射され、うち13発は撃墜され、1発は脅威のない方向へ向かっていたため『解放』された。アメリカ国民に被害はなく、被害もほとんどなかったことを報告できて嬉しく思う」

イラン軍は、土曜日に米国がイランの3つの原子力施設を攻撃したことへの報復として、約1万人の米軍が駐留するカタールのアル・ウデイド空軍基地に向けて約12発のミサイルを発射した。独立系メディアは負傷者や死者の報告を行っておらず、大統領の主張を裏付けているようだ。

トランプ氏はさらに、イランは「自分たちの『システム』から全てを取り除いた」と述べ、「願わくば、これ以上の憎悪はなくなるだろう」と付け加えた。大統領はまた、イランがミサイル攻撃について米国に早期に通知してくれたことに感謝し、「そのおかげで死者も負傷者も出ずに済んだ」と述べた。この事実はニューヨーク・タイムズ紙が先に報じていた。

トランプ氏はさらに、「おそらくイランは今やこの地域で平和と調和に向けて前進できるだろうし、私はイスラエルにも同じようにするよう熱心に奨励するつもりだ」と書き、今ではすっかりお馴染みとなった奇妙な締めくくりで投稿を締めくくった。「この件にご注目いただきありがとうございます!」と大文字で「アメリカ合衆国大統領ドナルド・J・トランプ」と記した。

トランプ核
スクリーンショット: Truth Social

しかし、それだけではなかった。トランプ氏はさらにツイートし、「非常に尊敬されているカタール首長」に感謝の意を表し、カタール人の死傷者は出ていないと指摘した。そして、再び「この問題にご関心をお寄せいただきありがとうございます!」と締めくくった。

トランプ大統領の3回目の投稿は、「世界よ、おめでとう。平和の時だ!」とだけ書かれていた。大統領はカタールの米軍基地への攻撃直後に投稿したが、フォルド施設、ナタンズの濃縮工場、エスファハーンの核施設を含むイランの3つの原子力施設の被害状況がまだ分かっていないというメディアの報道に固執しているようだった。

トランプ氏、世界おめでとう
スクリーンショット: Truth Social

ブルームバーグ・ニュースによると、イランが紛争のさらなる激化を避けるため反応を控えることが明らかになったため、株価は上昇し、原油価格は下落した。

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