スイッチにJoy-Conをレーザートリップワイヤーとして使う侵入者警報アプリが登場

スイッチにJoy-Conをレーザートリップワイヤーとして使う侵入者警報アプリが登場

80年代、任天堂は高品質なゲームへの新たな取り組みによって、NESの発売で低迷していたビデオゲーム市場を再建しました。しかし、ゲーム機が実質的に金儲けの道具となった今、任天堂はハードウェアに何が詰まっているかについて、以前ほど心配していないようです。10ドルの新しいアプリは、Switchを動きを検知するスパイアラームに変えてくれると謳っていますが、期待しすぎは禁物です。

任天堂はSwitch発売当初、この機能をあまり宣伝していませんでしたが、段ボール製のNintendo Laboキットが発売された際に、Joy-Conコントローラーに赤外線カメラが搭載され、人間の目には見えない光を検知できることが明らかになりました。この赤外線カメラは、あの奇抜な段ボール製キットの多くに搭載されており、近日発売予定のSpy Alarmも、この赤外線カメラで侵入者を検知する仕組みになっています。

Sabecというゲーム開発会社をご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、Switchのゲームニュースをフォローしている方なら、Switch向けに10ドルの科学計算アプリが最近リリースされたという報道を目にしたことがあるでしょう。このアプリは、5月27日にSwitchのアプリストアに登場予定の「Spy Alarm」と同じ開発元によって開発されました。

スクリーンショット: Sabec
スクリーンショット: Sabec

アプリの機能は至ってシンプルです。Joy-Conを平らで安定した場所に置き、「守りたいエリア」に向けます。Joy-Conから発せられる見えないビームが誰かに破られると、アプリがアラームを鳴らし、発生時刻を記録します。アプリには感度調整機能がありますが、検知範囲は約90cmなので、セキュリティ対策としてはそれほど高感度とは言えません。侵入者が明るい色や反射率の高い服を着ている場合は検知範囲が広がりますが、映画でスパイや泥棒がネオンイエローのトラックスーツを着ているのを見たことはありますか?

侵入者を監視するには、Switch本体の電源を入れ、Spy Alarmアプリを起動させておく必要があるという問題もあります。これだけでも侵入者の存在は明らかですし、アラームの範囲内にいない限り、正規のセキュリティ機器のようにモバイルデバイスに通知を送ることはできません。目新しいものが欲しいというのでなければ、10ドルを30ドルのモーションセンサー付きセキュリティカメラに投資して、『New Pokémon Snap』をプレイしながら見守ってもらった方が賢明でしょう。

Tagged: