ニール・ゲイマンの『アナンシ・ボーイズ』がAmazonでシリーズ化(オーランド・ジョーンズ抜き)

ニール・ゲイマンの『アナンシ・ボーイズ』がAmazonでシリーズ化(オーランド・ジョーンズ抜き)

シーズン3で打ち切られるまでの2シーズンは低迷したものの、Starzによる実写版『アメリカン・ゴッズ』は、同局がジャンルストーリーテリングにおいて初めて成功を収めた傑作の一つであり、少なくとも当初は、神々と怪物が人間と共存し、時折戦争を繰り広げる世界を舞台にした、更なる物語への道を開くものと期待されていました。シリーズは終了しましたが、主要キャラクターの一人がAmazonの新番組を通して第二の人生を歩もうとしています。

Amazon Studiosは、ニール・ゲイマンとの契約の一環として、『アナンシ・ボーイズ』のシリーズを現在開発中であると発表した。小説と同様に、『アナンシ・ボーイズ』はアナンシの息子であるチャーリーと弟のスパイダーの物語となる。二人の人生は深く絡み合っており、二人ともその意味を完全には理解していない。Amazonのプレスリリースではゲイマンの小説『アメリカン・ゴッズ』について言及しているものの、Starzによるドラマ化については明らかに言及されていない。ハリウッド・レポーター誌によると、『アメリカン・ゴッズ』の最初の2シーズンでアナンシ役を演じたオーランド・ジョーンズは、同役を再演しないという。

アナンシボーイズのポスター。
『アナンシ・ボーイズ』のポスター。画像:Amazon Studios

新シリーズに関するブログ記事で、ゲイマンは、後に『ミスター・ナンシー』となるアイデアが、共同制作者のレニー・ヘンリー(同シリーズの制作会社も設立)と『ネバーウェア』に取り組んでいた時に初めて浮かんだと回想している。ゲイマンは当初、父親が神である黒人兄弟の物語を描くホラー映画を構想していたが、そのアイデアは最終的に『アメリカン・ゴッズ』の『ミスター・ナンシー』に取り入れられた。この小説は、ガーナやその他のアカン族の民話に登場するトリックスターの神、アナンシを題材にしている。

ゲイマンは、『アナンシ・ボーイズ』(『アメリカン・ゴッズ』と関連のある、アナンシとその息子ファット・チャーリーとスパイダーの人生を描いた独立小説)の執筆後、映画化権を獲得したいという無名の監督から関心があったと説明した。しかし、その監督は主要人物を全員白人にしたかったため、この企画は実現せず、『アナンシ・ボーイズ』の映画化は行き詰まった。しかし、ゲイマンがプロデューサーのヒラリー・ベヴァン・ジョーンズとREDのリチャード・フィーに出会ったことで状況は一変した。2人ともゲイマンが思い描いた『アナンシ・ボーイズ』を描くことに熱心だった。「2016年頃、映画化の手助けをするために協力することに同意しましたが、私は『グッド・オーメンズ』の執筆と制作を行っていたので、辛抱強く待たなければならないことは皆分かっていました」とゲイマンは語った。 「Amazonは『グッド・オーメンズ』の制作をとても喜んでくれて、視聴率や反響に驚き、私と一緒にもっと作品を作りたいと望んでいました。それで、Endor [Productons]とREDに作品を作る場所ができたんです。」

ダグラス・マッキノンと共同でショーランナーを務めるほか、ゲイマンは『アナンシ・ボーイズ』全6話のうち、第1話と第2話を執筆する。レニー・ヘンリーは、カーラ・スミス、レイチェル・オフォリ、アーヴィンド・イーサン・デイヴィッドと共に、製作総指揮と脚本を手掛ける。『アナンシ・ボーイズ』の放送開始時期は未定だが、撮影は今年スコットランドで開始され、南アフリカでも撮影が行われる予定だ。スターズ制作の実写版『アナンシ』が『アメリカン・ゴッズ』の精神的後継作として放送されれば素晴らしいが、前シリーズとの明確な決別によって、新シリーズは視聴者にしっかりと再認識される機会となるだろう。Amazonプライムで配信される際に、原作のストーリーを独自の物語として提示し、深く掘り下げる価値のあるものに仕上げるのだ。


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