『スパイダーマン:スパイダーバース』は既に芸術作品でしたが、今や全く新しい意味で芸術作品となっています。アーティストのスコット・キャンベルは、映画に登場するほぼすべてのスパイダーマンキャラクターを一枚の絵にまとめた素晴らしい作品を制作しました。io9が独占公開し、素晴らしい制作過程の動画も公開しています。
この作品は、3月8日(金)よりカリフォルニア州ロサンゼルスのギャラリー1988で開催される新しいアート展「Rise of the Great Showdowns」の一部です。200点以上の新作対決絵画が展示され、その多くはキャンベルのインスタグラムでご覧いただけます。全作品は3月16日までギャラリーで展示されます。詳細はこちらをクリックしてください。
2020年以来初のショー出演が近づくにつれ、キャンベルは長年のスパイダーマンファンであることもあり、最新作のスパイダーバースを現実のものにしたいという強い思いを抱いていた。「スパイダーマンは、私が幼い頃に夢中になった最初のヒーローでした」と彼は語る。「スパイダーマンの塗り絵、アクションフィギュア、パジャマ、パンツ、レコード、ダーツ、スパイダーボート、ジャケット、ブーツ、凧、カップなど、とにかくスパイダーマン一色でした。母は小学1年生の時にスパイダーマンのハロウィンコスチュームを作ってくれたほどです」。これがその証拠だ。

だから、キャンベルが『スパイダーバース』を観たとき、まるで夢が叶ったかのようだった。「僕の夢は、無限のスパイダーマンたちがただ一緒に過ごし、お互いの存在を楽しんでいる世界を見ることだった。だから、スパイダーマン全員がマイルズを追いかける時が来たとき、こんなに興奮したことはなかった」と彼は言った。「すべての追跡劇を終わらせる追跡劇だ」
キャンベルは、近々開催するアートショーでどの瞬間を捉えるかをすぐに思いついたが、従来の写真とは異なり、この瞬間を捉えるにはさらなる調査が必要だった。「まずは追跡シーンを静止画にして、スパイダーマン全員を見つけ出そうとしました。全員を見つけ出そうとするのは、本当に大変な作業でした」と彼は語る。「そこで、インターネットをくまなく調べて、スパイダーマン全員のリストを読み漁りました。幸運なことに、以前プロデューサーのクリス・ミラーと面識があり、社内で作成されているかもしれないリストがあれば役に立つかもしれないと彼に連絡したところ、彼はディレクターの一人、ジャスティン・K・トンプソンを紹介してくれました。案の定、彼らはまさにこのスパイダーマンの包括的なリストを持っていたのです!本当に助かりました。スパイダーマン全員が明確に配置されていました。彼らには本当に感謝しています。」
そして作業が始まり、その様子は io9 の独占ビデオでご覧いただけます。
キャンベルは様々なキャラクターをそれぞれ描くのが大好きだったが、一番大変だったのはそれらを全て組み合わせることだったという。「キャラクターの構図を決めるのはいつも一番難しいけれど、一番楽しい部分でもあるんです」と彼は言った。「こうやってみんなが一緒にポーズを取っている姿を想像するのが大好きです。絵は完成したのですが、昔懐かしいアニメのスパイダーマンを指差すようにするかどうかで悩みました。最終的には、指差すキャラクターを描かざるを得ないと判断したので、指差すキャラクターに合わせてキャラクターを移動させる必要がありました。」完成した絵で、ようやくその姿を見ることができました…

10.5 x 15.5インチの『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の完成版画と、その他200点のグレート・ショーダウンが、3月8日から16日までロサンゼルスで開催される「ライズ・オブ・ザ・グレート・ショーダウン」展で展示・販売されます。この作品のプリントは、サンディエゴ・コミコン開催日が近づくにつれて販売開始される予定です。詳細はInstagramで@scottlavaをフォローしてください。
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