GoogleがついにAndroid 15をリリース

GoogleがついにAndroid 15をリリース

GoogleがPixelハードウェアの正式版を公開した後、Android 15のソフトウェアアップデートがいつリリースされるのかと疑問に思った方もいるかもしれません。しかし、Googleが新しいハードウェアに前バージョンのソフトウェアであるAndroid 14を搭載して出荷すると知って、私は愕然としましたこれは明らかにサードパーティOEMの動きであり、Androidのあらゆるものを開発するメーカーの姿勢とは思えません。ブログやフォーラムでは、Googleがなぜソフトウェアのリリースを遅らせたのか、様々な憶測が飛び交っていました。しかし、Android 15のコードがAndroidオープンソースプロジェクト(AOSP)のデータベースに正式に登録されたことで、それらの憶測はすべて消え去りました。やったー!

Googleはブログ投稿で、対応Pixelデバイスへのアップデートは今後数週間以内に提供される予定だと述べています。Pixel 6以降をお持ちの方は、アップデートの対象となります。Samsung、Honor、Motorola、Nothing、OnePlusなどのAndroidメーカー各社のデバイスも、今後数ヶ月以内にソフトウェアアップデートが提供される予定です。

Android 15は、Androidアップデート全体の中ではごく小さなソフトウェアアップデートです。新機能には、改良された音量パネル、キャストによる部分的な画面共有、そして緊急時にAndroidデバイスをPCのウェブカメラとして使用できる機能などがあり ます。Pixelデバイスの設定アプリでソフトウェアアップデートの有無を確認してください。すぐに何も表示されなくても心配はいりません。これは、次期OSのソースコードへの扉が開かれた瞬間です。Googleの発表によると、アップデートは今後数週間以内に展開される予定です。

Gemini の TalkBack

トークバックジェミニ
© グーグル

ニュースの渦中にあるGoogleは、エコシステムのより多くの部分にAIを組み込むことも発表しました。まずはアクセシビリティの分野です。視覚障碍者向けに設計されたAndroidのスクリーンリーダーであるTalkBackは、Geminiを活用して「詳細な音声解説」を生成できるようになりました。

AIが裏で作業してくれることの良い点は、アクセシビリティ機能は通常、裏で作業する人々の仕事に依存しているということです。しかし、時には人々がその仕事を怠り、コンテンツの画像説明欄への記入を忘れてしまうことがあります。代替テキストがない場合、TalkBackは画像の説明を正しく処理できません。少なくともAIの助けがあれば、視力の弱い人や視力のない人は、音声による指示でページをより簡単に操作できるようになります。 

Circle to Searchにもちょっとした楽しいアップデートが入りました。GoogleのAndroidにおけるここ数年で最高の新機能は、現在聴いている音楽を検出し、曲名を特定してくれるようになりました。使い方は従来のCircle to Searchと同じです。ホームボタンまたはナビゲーションバーを長押しして起動し、音楽ボタンをタップして探している曲であることを知らせます。Geminiが曲名とアーティスト名、そして詳細がわかるYouTube動画があるかどうかを教えてくれます。

もう一つ特に気に入っている 機能、Chromeでページを読み上げられることです。マルチタスクをこなしながら動き回らなければならない時があります。例えば、段ボール箱を切ったり、足を少し動かしたり。この機能があれば、体を動かしながらウェブページの音声読み上げを聞くことができます。Androidでは、好みの読み上げ速度、音声タイプ、言語を選択できるので、毎日のDuolingo学習に役立てることができます。

Wear OSのオフラインマップ

Wear OS搭載スマートウォッチをお使いの方に朗報です。街の知らない場所を旅行中に、スマートウォッチでその地域のGoogleマップをダウンロードできるようになりました。マップをダウンロードしておけば、うっかりスマートフォンを置き忘れた場合でも、画面を自由に移動できます。OnePlus Watch 2RやGalaxy Watch Ultraといった大型スマートウォッチは、この便利な機能の恩恵を最も受けているようです。

地震!!!

アメリカ西海岸住んでいなくても 、Googleの新しい地震アラートの恩恵を受けることができます。Googleは、Android向け地震アラートシステムが、米国地質調査所(USGS)が管轄する6つの地域を含む全米で利用可能になったと発表しました。Twitter/Xが自然災害のリアルタイム情報を得る場としての役割を担わなくなってきていることを考えると、この機能の導入は驚くほどタイミングが良いと言えるでしょう。

Android 地震警報システムは、Google が 2020 年に構築を開始したシステムを基盤としています。西海岸(カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州)限定で、Android 地震警報は加速度計データとクラウドソーシングを活用し、差し迫った揺れを警告します。警報は 2 段階に分かれています。1 つ目は「Be Aware(注意)」アラートで、デバイスを軽く振って揺れの接近を警告します。2 つ目は「Take Action(行動)」アラートで、これは基本的に身をかがめて身を守る必要があることを意味します。

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