Googleは最近実施した社内調査で、米国の成人の3分の2がテレビで視聴する番組をまずスマートフォンで調べていることを発見したようです。そのため、ついにGoogle TVアプリをiPhoneユーザーにも提供開始しました。同社は本日、iOSデバイス向けのGoogle TVをリリースすると発表しました。Google TVはまもなく、App Storeで以前Google Playムービー&TVとして知られていたアプリに取って代わります。
iOS版Google TVには、Android版と同様の多くの特典があります。リビングルームでGoogle TVを起動するのと同じように、ログインしてアプリ全体のトレンドを確認したり、インストールした様々なアプリを横断してタイトルを検索したりできます。視聴後に評価すると、Googleはその評価に基づいておすすめを表示します。ただし、評価を行うと、他のGoogle TVデバイスでの検索結果にも反映されますのでご注意ください。

Google TVがiPadとiPhoneに対応したことで、プラットフォームを問わずウォッチリストを管理できるようになりました。ストリーミング配信したい番組を探すのにPlexとJust Watchを使っていますが、番組や映画、そしてそれらがどこで配信されているかを把握するにはGoogle TVのウォッチリストを使っています。このリストには、iPhone 13 Pro、メインのAndroidデバイス、そしてChromecast with Google TVを接続したテレビからアクセスできるようになりました。
Chromecast with Google TVやその他の対応デバイスやテレビをお持ちなら、もうソファのクッションからリモコンを探す必要はありません。iOSアプリにはAndroidと同じ仮想リモコンが内蔵されているので、同じWi-Fiネットワークに接続していれば、タップするだけでテレビに接続して操作できます。また、このアプリではスマートフォンのキーボードを使ってユーザー名とパスワードを入力することもできます。さらに、Googleアシスタントにもアクセスできるので、スマートホームエコシステムへのこだわりを持つAndroidユーザーが多い家庭では特に便利です。
Googleは常に、自社の機能をiOSユーザーに提供することに特に熱心です。しかし、Google TVをiPhoneに搭載するという今回の動きは、プラットフォーム間の協力関係を示唆する単なる和解の兆しではありません。Google TVを単なるストリーミングサービスやその他の関連アプリの総合的な管理ツールではなく、いわばホームハブのような存在にするという、Googleのより大きな計画の一環と言えるでしょう。結局のところ、マルチプラットフォーム対応によって、家庭内の誰かがGoogleで何かを探すことが確実になり、それが重要なのです。