このLenovoゲーミングノートPCが3Dスクリーンを主流にしてくれることを切に願う

このLenovoゲーミングノートPCが3Dスクリーンを主流にしてくれることを切に願う

レノボは、高性能プロセッサやより鮮やかなRGBライトに加え、ノートパソコンの「次なる目玉」はメガネ不要の3Dディスプレイだと考えている数少ない大手ハードウェアブランドの一つです。Lenovo Legion 9iは30種類の3D効果対応ゲームに対応しているはずですが、関税引き上げによる大幅な値下げによって価格が下がる可能性はあります。価格の高騰の可能性はさておき、レンチキュラーレンズが今日のゲーミング環境でニッチな市場を見つけるのではないかと期待しています。

15 レノボ Legion 9i Eclipse Black Hero 右プロファイル

© レノボ

03 Lenovo Legion 9i Eclipse Black Hero 正面左向き

© レノボ

07 レノボ Legion 9i エクリプス ブラック ヒーロー リア

© レノボ

Legion 9iは、重さが約3.6kgあっても1台であらゆることをしたいゲーマーやクリエイター向けに設計された、デスクトップ代替の万能ノートPCです。それ自体は目新しいものではありませんが、このデバイスの特徴は、2Dでは4K解像度、3Dでは2K (1,920 x 1,200)解像度をサポートする1​​8インチの「PureSight」ディスプレイです。Samsung Odyssey 3DゲーミングモニターやLenovoのコンセプト3D曲面ディスプレイで体験したものと同様に、この画面はレンチキュラーレンズアレイを備えたIPS液晶パネルです。これにより、疑似3Dのポップアウト効果と、画像に微妙な奥行き感が生まれます。Nintendo 3DSで3D効果を試したことがあれば、これがどのようなものかよくわかるでしょう。

ニンテンドー3DSは、3D効果を得るには完璧な視野角が必要だという悪名高い機種でした。しかし、左右の目に個別に映像を照射する視線追跡カメラの採用により、この技術は飛躍的に向上しました。レノボによると、ユーザーはLenovo 3D Studioソフトウェアを使ってこれを制御できるようになるとのことです。同社は、このソフトウェアは一部のクリエーションアプリを含む「無数の動画、画像、ストリーミング形式」での3D視聴をサポートするとしています。

Lenovo Legion 9i 3D 対応ゲーム
これらは、LenovoがLegion 9iの3Dエフェクトで動作を確認したすべてのゲームです。そう、ここに載っているのはたった29本です。どのゲームが欠けているか当ててみませんか?© Lenovo

確かに、3D効果は一部のゲーマーにとっては目新しいものですが、私がプレイした限りでは、この効果はより様式化されたビジュアルでゲームの異世界感を高めています。Samsung Odyssey 3Dに対する私たちの主な不満は、モニター自体の価格が2,000ドルであるにもかかわらず、サポートされているゲームがわずか13種類であることです。LenovoはGizmodoに対し、このノートPCはサイバーパンク2077デス・ストランディングBlack Myth: WukongForza Horizo​​n 5Fallout 4など、ここ数年の主要タイトルを含む30種類のゲームをサポートしていると語っています。一人称視点のゲームをプレイしているときにこの3D効果を見たことがありませんし、サイバーサイコのモノフィラメントブレードがあなたのキャラクターに向けられ、あなたの目にナイフを向けているように画面から飛び出してきたら、その視覚が気分が悪くなるのではないかと心配です。

この画面は可変リフレッシュレート(VRR)にも対応しており、4Kでは240Hz、FHDでは驚異的な440Hzまで切り替え可能です。Intel Core 9 275HX CPU、Nvidia GeForce RTX 5090 ノートPC向けGPU、そして最大192GBのRAMを搭載する予定なので、これは非常に便利です。価格はまだ発表されていませんが、記載されているスペックを考えると、非常に高価なデバイスになる可能性があります。Legion 9iは、私がこれまでレビューした中で最もパワフルで高価なノートPCの1つであるMSI Titan 18 HXよりも高価になる可能性があります。少なくとも、RAMとSSDストレージ拡張用のスロットをそれぞれ4つずつ備えています。

レノボ コンセプト ラップトップ 3D
Lenovo のコンセプト 3D ラップトップ。 © カイル・バー / ギズモード

ノートパソコンのカバーも独特で、8層のカーボンファイバーで作られた迷彩柄のような模様が施されています。このゲーミングノートパソコンは今年の秋まで発売されませんが、中国のゲーマーやクリエイターが最初に試すことになるかもしれません。トランプ大統領の関税により、ほとんどのガジェットやその他多くの製品の価格が上昇しているため、一般の人が実際に購入できる製品になるかどうかは期待できません。

発売時に30本のゲームが用意されているとはいえ、3Dスクリーンを主流に押し上げるにはまだまだ足りないかもしれません。Lenovoに、Legion 9iがOdyssey 3Dで使用されているSamsungのReality Hubのようなサードパーティ製3Dソフトウェアに対応できるかどうか尋ねましたが、回答は得られませんでした。このようなコンセプトデバイスのコストは、今後ますます高騰していくでしょう。

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