新海誠監督の次回作『君の名は。』、美しくも謎めいた初公開

新海誠監督の次回作『君の名は。』、美しくも謎めいた初公開

日本のアニメーター兼監督である新海誠は、『彼女と彼女の猫』や『ほしのこえ』といった作品で、長年アニメーション界で名を馳せてきました。しかし、2016年の『君の名は。』と2019年の『天気の子』が、彼のフィルモグラフィーを国際的な観客に知らしめるきっかけとなりました。彼の次作『すずめのとじまり』(英語で「Suzume Locking Up the Doors」)は、今年後半に日本で公開予定で、前2作に劣らず美しい作品となっています。

本作の主人公は、九州の静かな町に住むすずめという少女。ある日、廃墟となった温泉街にぽつんと立つ一枚の扉を見つけたことで、彼女の平凡な日常は一変する。好奇心に駆られたすずめは扉を開けてしまう。すると、日本各地に同じような扉が現れ、開けようとする者を傷つける。そして、既にその扉の一つを探していた青年の助けを借り、すずめは扉を閉じることになる。

io9への声明の中で、新海監督は本作の物語は「終わり」をテーマにしており、観客が映画を観終えた後に「開け放った多くの扉をどう閉じるか」を考えてくれることを願っています。「日本中を旅しながら様々な扉を閉めていくすずめに、その責任を託しました」と語っています。予告編と合わせて、すずめが椅子を持ち、謎の扉の前に立つキービジュアルが公開されました。キャッチコピーは「また後でね」と訳されています。以下でご確認ください。

新海監督はこれまでの作品と同様に脚本・監督を務めますが、アニメーション制作は『天気の子』『君の名は。』のアニメーション監督を務めた土屋賢一が担当します。また、本作では前2作の美術監督を務めた丹治拓海が再び新海監督とタッグを組んでいます。日本のロックバンドRADWIMPSが『君の名は。』『天気の子』の音楽で新海監督とコラボレーションしており、今回もRADWIMPSが『涼音』の音楽を担当するかどうかは今後の注目点です。

『すずめのとじまり』は11月11日に日本で劇場公開されるが、欧米での公開時期は現時点では発表されていない。

画像:コミックス・ウェーブ・フィルムズ/STORY inc./東宝アニメーション
画像:コミックス・ウェーブ・フィルムズ/STORY inc./東宝アニメーション

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