赤ちゃんイカが宇宙へ飛び立つ瞬間をライブで観て、さよならを告げよう

赤ちゃんイカが宇宙へ飛び立つ瞬間をライブで観て、さよならを告げよう

クマムシ、ハワイアンダンゴイカの幼生、そして新鮮な果物や野菜など、大量の物資が木曜日にSpaceX社の新型ファルコン9ロケットで国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられる予定です。その様子は、こちらからライブでご覧いただけます。

SpaceX社の無人商業貨物ミッションCRS-22のISSへの打ち上げは、米国東部標準時午後1時29分(予定)に予定されています。ファルコン9ロケットと、7,337ポンド(3,328kg)の貨物を搭載したドラゴンカプセルが、フロリダ州ケネディ宇宙センターの39A発射施設から打ち上げられます。NASAによるイベント中継は米国東部標準時午後1時、SpaceXによる中継は米国東部標準時午後1時25分(予定)に開始されます。両方の映像は以下からご覧いただけます。

本日の打ち上げが延期された場合、NASAとSpaceXは6月4日(金)午後1時3分(東部標準時)に再度打ち上げを試みます。ドラゴンカプセルから分離後、ファルコン9の第一段は、現在大西洋上にある無人機「Of Course I Still Love You」への自律着陸を試みます。ドラゴンは6月5日(土)午前5時(東部標準時)にISSにドッキングする予定です。

打ち上げのさまざまな段階を示すグラフィック。
打ち上げの各段階を示す図。画像:SpaceX

ドラゴン宇宙船には、乗組員の補給品、科学実験用の材料、船外活動用の装備、宇宙船のハードウェア、そしてコンピューターリソースが搭載されています。科学貨物には、クマムシのコロニー、ダンゴイカの幼生、綿花などが詰め込まれています。乗組員はこれらの生物を用いて、動物と共生する微生物の相互作用を検証し、一部の動物が極限環境下でどのように生き延びているのかをより深く理解し、水と農薬の使用量が少ない作物を開発するための実験を行います。この小さなダンゴイカは、宇宙で「微生物がどのように動物に定着し、成長に影響を与えるのかを解明する」ことを目的としたUMAMI実験の一部です。

孵化直後の子ダンゴイカ。
孵化直後のダンゴイカの赤ちゃん。写真:ジェイミー・S・フォスター/NASA

他に行われる実験には、宇宙飛行士が腎臓結石になりやすい理由の調査や、仮想現実インターフェース、携帯型超音波装置のテストなどがある。

本日の打ち上げは、SpaceXによるISSへの22回目の貨物補給ミッションとなります。今回のFalcon 9ブースターとDragon宇宙船の打ち上げは今回が初めてです。これまでのミッションのほとんどは、再利用されたロケットが使用されていました。Dragonは7月に地球に帰還し、5,300ポンド(2,400kg)の実験サンプルと貨物を積載する予定です。

続き: 大幅に遅延したジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が再び遅延。

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