時には、インターネット上で自分が誇りに思っている作品を共有すると、他の人に自分の作品を盗まれるだけでなく、良い結果につながることがあります。これは、ブラジルのグラフィック デザイナー Warleson Oliveira 氏が、彼の美しくミニマリスト的な UNO デッキ デザインを実際の製品にするという依頼を Mattel 社から受けたときに発見したことです。
オリベイラ氏は1月初旬、AdobeのBehanceプラットフォームで「Versão Minimalista(バージョン・ミニマリスト)」と名付けたUNOの再デザインを公開しました。このデザインは瞬く間にインターネット上で広まり、多くのファンが購入を希望する声が上がりました。世界最大級の玩具メーカーであるマテル社から訴訟の嵐を巻き起こされることを恐れたオリベイラ氏は、当然ながら自身の作品を非公式のUNO製品として販売する予定はありませんでした。そこでマテル社が介入し、正式に製品化を決定しました。

マテルは近年、UNOシリーズを拡充しており、点字対応版も発売されました。これにより、視覚障碍者もUNOを楽しめるようになりました。ファンのデザインを製品化するという今回の決断は、ハズブロが数年前にWinning Solutions社と提携し、アンドリュー・カペナー氏が考案したタイポグラフィーを重視した美しいスクラブルゲームを製品化した際の類似点を彷彿とさせます。ただし、残念ながらそのバージョンはもう販売されていないようです。

しかし、UNO Minimalista はまもなく 10 ドル程度で販売される予定で、UNO のロゴを簡素化してすっきりさせたバージョンを採用した同様に洗練されたパッケージなので、店頭でも簡単に見つけられるはずです。