これまで何も悪いことをしたことのないマデリン・プライアーとベン・ライリーが、今度は悪いことをするためにタッグを組む

これまで何も悪いことをしたことのないマデリン・プライアーとベン・ライリーが、今度は悪いことをするためにタッグを組む

2022年は我らが主エマ・フロストの年です。読者の皆さん、どういうわけかマーベル・コミック社がその最も象徴的な2人のクローンをチーム化するのにこれほど長い時間がかかったのです。

マーベルは本日、年末に開始予定のスパイダーマンとX-MENのクロスオーバーイベント「ダークウェブ」の計画について、より詳細な情報を発表しました。スパイダーマンとミュータントの世界は長らく繋がりがあり、二人は「素晴らしい友人」とも呼ばれてきました。しかし、今回のコラボレーションでは、両者の最も個人的な敵同士である二人がタッグを組み、彼らの共同生活を破滅させようと企みます。

その個人的な敵とは、もちろんマデリン・プライアー、スコット・サマーズのかつての妻で、ジーン・グレイのクローンから魂を売るゴブリンの女王に変貌し、現在は悪魔の次元リンボの支配者であることが明らかになった人物。そしてベン・ライリー、かつてピーター・パーカーのクローンだった人物で、まあ、これは複雑な話だが、クローン・サーガの出来事以来、善になったり、悪になったり、また善になったり、悪になったりを何度か繰り返しており、現在は復讐心に燃える悪役キャズムとなっている人物。この2人は最近、フリー・コミック・ブック・デーのスパイダーマン/ヴェノムのストーリーのページで短い出会いがあり、そこで2人とも周囲の人々からひどい虐待を受けているクローンであることに気づき、もしかしたら、ほんの少しだけ、小さな悪のタッグチームにはそれで十分かもしれないと思ったのだった。

画像: マーベルコミック
画像: マーベルコミック

これは嬉しいことです。なぜなら、マディとベンには実に多くの共通点があるからです。過去数十年にわたるマーベルの長いコミック史において、二人はクローンの元となったジーン・グレイとピーター・パーカーの影と格闘し、不当な扱いを受けてきました。ゴブリン・クイーンとキャズムという現在のアイデンティティにある程度慣れてきたマディとベン。ヒーローの世界で、かつての仲間を地獄へと突き落とそうと、彼らがどんな計画を立てているのか、興味深いところです。あるいは、マーベルがほのめかしているように、地獄の業火とも言うべき地獄の世界へ。つい先日、まさに地獄の業火が訪れたばかりなのに。

『ダーク・ウェブ』は、2つの読み切り作品『Dawn』と『Dusk』、そしてスピンオフミニシリーズ『Dark Web: X-Men』と『Dark Web: Ms. Marvel』で挟まれます。その後、メインストーリーは『Amazing Spider-Man』、『Mary Jane & Black Cat』、『Gold Goblin』、『Venom』と続き、2023年2月に完結します。X-Menを題材にしたシリーズとしてはスパイダーマン作品が多すぎますが、ミュータントたちは今、すでに十分な数の敵を抱えていますからね。


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