iCloud の 5GB の無料ストレージに囚われていると感じている人や、単に別の写真ストレージ アプリを試してみたい人のために、今週 Apple は、iCloud に保存されている写真やビデオを Google フォトに簡単に転送できるように設計された新しいサービスを開始しました。
MacRumors の報道によると、Apple のサポートページにも詳細が記載されているように、Apple の新しい転送サービスにより、米国、カナダ、オーストラリア、アイスランド、リヒテンシュタイン、ニュージーランド、ノルウェー、スイス、英国、欧州連合のユーザーは、iCloud に保存されているコンテンツを簡単に Google フォトに移動できるようになります。
両方のサービスのアカウントをお持ちで、適切なログイン情報(Apple IDに有効な2ファクタ認証を設定していることを含む)をお持ちであれば、プロセス全体は非常に簡単です。Apple IDでサインインし、「データのコピーを転送」を選択して、残りの手順に従うだけです。

重要なのは、このサービスが写真と動画のコピーをGoogleに送信することです。つまり、iCloudにある元のファイルはすべてそのまま残り、削除もされません。ただし、GoogleはAppleと全く同じファイル形式をサポートしていないため、Live Photos、スマートアルバム、一部のRAWファイルなどはGoogleフォトで利用できない、または正しく表示されない可能性があります。
さらに、転送中にGoogleフォトの容量が不足した場合は、手動でストレージを追加購入し、転送をやり直す必要があります。転送開始直前に行った変更、削除、追加も同様で、転送に含まれない可能性があります。また、Appleは写真の最新の編集内容のみを転送し、共有アルバムにある写真は転送できないなど、細かい点にも注意が必要です。
https://gizmodo.com/google-photos-is-adding-new-editing-tools-but-youll-ha-1846252488
全体的には非常に簡単です。唯一の欠点は、データ量やその他の要因によっては、転送が完了するまでに3日から7日かかる可能性があることです。
興味深い偶然の一致は、Appleの新しいiCloud転送サービスが、Googleが6月にGoogleフォトの無制限写真ストレージを終了する予定のわずか数ヶ月前に登場したことです。これはまた、Appleが議員の監視下にあり、Epic Gamesとの反競争的行為をめぐって法廷闘争を繰り広げているさなかの出来事です。しかし、Appleはより多くの無料ストレージを求めてiCloudから乗り換えるユーザーをそれほど懸念しなくなりつつあることを考えると(GoogleフォトはiCloudの5GBに対して15GBの無料ストレージを提供していますが、もはや無制限ではないことは明らかです)、Appleの新しい写真転送サービスのタイミングは、結局のところそれほど偶然ではないのかもしれません。