NASAの火星探査機パーサヴィアランスは火星の地形を移動中に、宇宙から赤い惑星に着陸するために移動してきた可能性のある奇妙な形の岩石を発見した。
探査車パーセベランスは金曜日、搭載のスーパーカム・リモート・マイクロイメージャー(遠隔微小画像装置)を使って一連の画像を撮影し、火星の表面にドーナツ型の岩石が存在することを明らかにした。大きな岩石の中央には穴が開いており、周囲にはそこから剥がれ落ちたと思われる小さな破片が散らばっている。まるでドーナツとその穴のような形だ。

SETI(地球外知的生命体探査)研究所のツイートによると、このドーナツ状の岩石は火星に落下した隕石の可能性があるという。SETIの研究者らは、「これは大きな隕石と小さな破片の混ざったものである可能性がある」と述べている。
火星は太陽系の小惑星帯に隣接しており、数百万もの岩石を含むこの帯に衝突するため、しばしば宇宙の岩石が散乱しています。火星の大気は地球の大気のわずか1%の厚さしかないため、宇宙の岩石は火星の大気圏をほとんど無傷で通過することができ、地球の大気圏で崩壊するのとは対照的に、大きな破片となって落下します。
火星に着陸して間もなく、探査車パーサヴィアランスは隕石かもしれない奇妙な岩石を発見した。まさにパーシー流に、探査車はレーザーでその岩石を照射して調査した。「この奇妙な岩石について、私の科学チームは様々な仮説を巡らせています」と、NASAの探査車パーサヴィアランスチームはTwitterに投稿した。
ヘリコプターの準備が整うまでの間、近くの岩石を調べずにはいられませんでした。この奇妙な岩石について、私の科学チームは様々な仮説を練っています。
長さは約6インチ(15cm)です。よく見ると、詳細を知るためにレーザーを照射した跡が一列に並んでいるのがわかるかもしれません。pic.twitter.com/sq4ecvqsOu
— NASAの火星探査車パーセベランス(@NASAPersevere)2021年3月31日
NASA の探査機は火星でさまざまな奇妙な形の物体を発見しているが、私たちは時々、出入り口のような形の岩石層や、火星の岩の表面から現れた人間の顔、捨てられたスプーンなど、別の世界で見たものに馴染もうとすることに夢中になってしまう。