YouTubeは今週、広告ブロッカーに対する激しい非難をより広範囲に展開した後、火曜日にモバイルアプリ向けの新機能数十個の展開を開始した。
最も注目すべき機能の一つは「安定した音量」で、クリップ内の音量の大きな差を滑らかにします。「安定した音量」はデフォルトでオンになっていますが、アプリ内の歯車アイコンから「追加設定」をタップしてオン/オフを切り替えることができます。
YouTubeはついに、頭に浮かんだ曲を探すという危険な探求に終止符を打つかもしれない。8月、YouTubeは新しい音声認識機能のテストを開始した。この機能により、ユーザーはハミングしたり、歌ったり、曲のメロディーをアプリに演奏したりするだけで、その曲を認識できるようになる。この機能の亜種は少なくとも2020年からGoogleに存在していたが、今回のアップデートによりYouTubeでも利用可能になった。
YouTubeはまた、モバイルアプリでの閲覧時に、より大きくなったプレビューサムネイルと、誤タップやスワイプを防ぐための動画プレーヤーロック機能も発表しました。また、スクラブ再生機能も新たに追加され、スクラブ再生中に指を元の場所に戻して振動を感じたら離すことでキャンセルできます。さらに、高評価ボタンとチャンネル登録ボタンをタップすると、キラキラ光るアニメーションが表示されるようになりました。

これは、YouTubeが広告ブロッカーを使ってその地獄のようなウェブサイトを閲覧するユーザーを取り締まる中で起こったことです。YouTubeユーザーは、サイト上で広告ブロッカーを使用していることを知らせる、ちょっとした小粋なポップアップが表示されることに気づきました。今のところは、メッセージを閉じて通知を無視するだけで済むようですが、これが恒久的な障害となるのは時間の問題でしょう。
今年5月、RedditユーザーはYouTubeが、動画を視聴するためにユーザーに広告ブロッカーの無効化を強制し、代替案としてYouTube Premiumへの加入を義務付けるという試みを目にしました。6月には、YouTubeは実験内容を変更し、広告ブロッカーを使用しているユーザーが3本の動画を視聴した時点で動画閲覧を遮断しました。その間もYouTubeは、プラットフォームのTVアプリにスキップできない30秒広告を表示するなど、利益を追求するべくウェブサイトに広告を詰め込むことばかりに躍起になっています。