アラン・ムーアの伝説的ミラクルマン・ランがオムニバス化

アラン・ムーアの伝説的ミラクルマン・ランがオムニバス化

往年のスーパーヒーロー、ミラクルマンのファンにとって、ここ数年は激動の時代でした。1954年にミック・アングロによって誕生し、当初はマーベルマンという名前だったこのキャラクターは、2009年にマーベルに権利が売却された後も、時の流れに呑まれて忘れ去られていました。彼がコミック界に戻ってくるかどうか、またいつ戻ってくるのかは不明でしたが、今週号のタイムレス1号は、マイケル・モランが何らかの形でマーベル・ユニバースに戻ってくるという衝撃的な予告で締めくくられました。

しかし、そのためにはまず、ミラクルマンが世間の注目を集める必要があります。そこで、作家アラン・ムーアによるリブート版ミラクルマンの40周年を記念したベスト・コレクション「ミラクルマン・オムニバス」が誕生しました。ムーアがミラクルマンを手がけた時代は、このコンセプトが注目を集め始めた頃の脱構築主義的なアプローチで知られており、今回、そのすべてが収録されます。アラン・デイヴィス、ギャリー・リーチ、ジョン・トートルベンといったアーティストと共演した1982年と1985年の連載作品に加え、1989年の『A1スケッチブック』や1984年の『マーベルマン・スペシャル』の素材も含まれています。ムーア以外の作品は、2014年のグラント・モリソンとジョー・ケサダによる単発作品『オール・ニュー・ミラクルマン』のみで、2014年末に公開されました。

画像: ケビン・ナウラン
画像: ケビン・ナウラン

ミラクルマンは、マーベルが権利を取得して以来、扱いにくいキャラクターでした。ゲイマンとイメージ社のトッド・マクファーレンが権利をめぐって長年にわたる法廷闘争を繰り広げた結果、彼のスター性は時とともに薄れ、マーベルがムーアとゲイマンの連載コミックを再版できるようになったものの、そのコレクションが発売されるまでには何年もかかりました。2013年、ゲイマンとアーティストのマーク・バッキンガムは、1990年代の連載を終えたところから再開する機会を得ましたが…その計画はひっそりと消え去りました。

タイムレスの予告の後、ミラクルマンにはどんな未来が待ち受けているのだろうか?まだ定かではないが、このキャラクターのファンにとっては、今年9月にリリースされるこのオムニバスが、再びそのきっかけとなることを期待したい。 


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