ロシアが新しいISSモジュールとヨーロッパのロボットアームを打ち上げる様子をライブでご覧ください

ロシアが新しいISSモジュールとヨーロッパのロボットアームを打ち上げる様子をライブでご覧ください

水曜日の朝、ロシアはプロトンMロケットを国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げます。このミッションの目的は、ロシアの新型モジュール「ナウカ」と、欧州のコンソーシアムが開発した新型ロボットアームをISSに運ぶことです。打ち上げの様子は、こちらからライブでご覧いただけます。

プロトンMロケットは、7月21日(水)午前10時58分(米国東部夏時間)(午前7時58分(太平洋夏時間))に、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる予定です。ロケットには、正式にはロシア多目的実験室(Russian Multipurpose Laboratory)として知られていますが、ナウカとして親しまれている新しい国際宇宙ステーション(ISS)モジュールが搭載されています。欧州宇宙機関(ESA)向けに開発された欧州ロボットアーム(ERA)も搭載されます。NASAによる打ち上げの様子は、午前10時30分(米国太平洋夏時間)から放送されます。

ロスコスモスによると、貨物は7月29日までISSに到着せず、その時点でモジュールはズヴェズダ・サービスモジュールの天底ドッキングポイントにドッキングする予定だ。このポートは現在、20年間運用されてきたピアース・ドッキングコンパートメントで使用されている。ピアースは7月23日(金)にISSから分離され、大気圏再突入時に燃え尽きる(この手順はナウカ・モジュールの打ち上げ成功を条件としている)。NASA Spaceflightの報道によると、ピアースはISSで「退役し、前哨基地から撤去される」最初のモジュールとなる。

プロトンMロケットを発射台まで輸送する。
プロトンMロケットの発射台への輸送。写真:ロスコスモス

ロスコムスは、ナウカは「国際宇宙ステーションのロシアセグメントの機能を拡張することを目的としている」と述べている。この新しいセグメントは、実験を行うためのスペースや、貨物や機器(水と酸素の再生装置を含む)の保管スペースを拡大し、「宇宙飛行士の滞在環境を改善する」ことになる。

新しいロボットアームの仕様。
新しいロボットアームの仕様。画像:ESA

ERAは展開・稼働すれば、ISSのロシア側セグメントを整備する初のロボットアームとなる。長さ37フィート(約11メートル)のこのアームは自律走行機能を備え、ISSの外側を「歩行」する能力を持つ。尺取り虫のように動きながら、アームの先端を軌道上基地の表面に設置されたアンカーに固定する。

ESAの宇宙飛行士、トーマス・ペスケ、マティアス・マウラー、サマンサ・クリストフォレッティは、ISSの内外からアームの設置を支援する。ESAによると、アームの設置には5回の船外活動が必要となる。新しいアームの最初の作業は、ナウカモジュールのエアロックとラジエーターの設置となる。

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