ケンドリック・ラマーが言ったように、「時には飛び出さなきゃいけないこともある…」。そしてAcerはまさにそれを実現しました。IFAプレゼンテーションで、Acer Project Dual Playコンセプトを発表しました。この2 in 1マシンで、Acerはコントローラーかキーボードかという長年の疑問に答えようとしています。その答えは、「両方あってもいいんじゃない?」ということのようです。

一見すると、このノートパソコンは他のPredatorゲーミングノートPCと何ら変わりません。RGBライトが派手で、トランスフォーマーを彷彿とさせるデザインです。しかし、ボタンを2回押すだけで、このシステムは見た目以上の機能を備えていることが分かります。すると、会場から歓声が沸き起こりました。一瞬にして、タッチパッドとパームレストの一部がキーボードデッキから飛び出しました。さらに、トラックパッドを裏返すと、なんとゲームコントローラーとして登場。まさにエレガントで、まるでチョコレートがピーナッツバターに混ざったかのような、不思議なソリューションです。
しかし、それだけではありません。コントローラーはNintendo Switchのように2つのジョイスティックに分解できます。また、コントローラーをノートパソコンから取り外すと、側面に搭載されたスピーカーが飛び出します。私が見たのはプロトタイプだったので、この新しい配置が音質にどの程度影響するかは分かりません。

コントローラーは非常に頑丈に感じましたが、かさばりすぎませんでした。コントローラーの側面は、力を入れて素早く引っ張るだけで外れます。パーツは強力な磁石で固定されています。ボタンの感触は悪くありませんが、もう少ししっかりしていても良かったかもしれません。しかし、これはまだプロトタイプであり、最終製品ではない可能性が高いです。そもそも、このコンセプトが完成品として日の目を見るかどうかさえ分かりません。
個人的には、ボタンを数回クリックするだけでキーボードとコントローラーを切り替えられるので、ぜひ手に入れたいです。Black Myth: Wukongやストリートファイター6をプレイするときに、コントローラーを探し回る必要はもうありません。

しかし、Project Dual Playについてはまだ多くの疑問が残っています。別のアプリは必要でしょうか?コントローラーは1回の充電でどれくらい持ちますか?タッチパッドがコントローラーモードの時でもキーボードを操作できますか?
これらの疑問に答えが得られるか否かは、Acer が Dual Play をコンセプトから現実へと実現する意欲にかかっています。