ナマケモノはなぜ道路を横断したのか?今年の「生態を捉える」写真コンテストに応募するため

ナマケモノはなぜ道路を横断したのか?今年の「生態を捉える」写真コンテストに応募するため

英国生態学会は、毎年恒例の生態学をテーマにした写真コンテストの受賞作品を発表しました。ボア、鳥、白樺から、道路を渡ろうとするミツユビナマケモノまで、今年の受賞作品は地球の驚くべき多様性を称える素晴らしい作品となっています。

今年のBESコンテストには、世界中から数百人の生態学者と学生が写真を応募し、その中から15点が受賞しました。審査員には6名の生態学者と受賞歴のある野生生物写真家が参加し、動物であれ植物であれ、地球の多様な生態系を最もよく伝える写真を選出しました。

総合優勝作品は、ロベルト・ガルシア・ロア氏が撮影した、木に止まったマダガスカルキボアの写真です。他の受賞作品には、息を呑むほど美しい白樺の森、光るサソリ、密猟防止のために角を切られたミナミサイなどが挙げられます。

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レッドナイト:マダガスカルツリーボアが木に止まっている。写真:(ロベルト・ガルシア・ロア/英国生態学会)
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あなたも私と同じものを見ていますか?:アンデス山脈最南端のビーグル水道でくつろぐ牛とチマンゴ。写真:(パブロ・ハビエル・メルロ/英国生態学会)
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秋の質感:秋の白樺林。写真:(ミハイル・カピチカ/英国生態学会)
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ゲルガナ・ダスカロワ画像: (気候変動が北部の生態系をどう変えているのか、全体像を捉えるためにドローンを準備する科学者たち。)
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マダガスカルの小さなサソリが紫外線の下で光る。写真:(ロベルト・ガルシア・ロア/英国生態学会)
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水路の炎:ミズジョウビタキが滝のそばでカゲロウやカワゲラを捕獲しようと待ち構えている。写真:(ニランジャン・チャタジー/英国生態学会)
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フラミンゴへの愛:マガディ湖の上空をハート型に舞うフラミンゴの群れ。写真:(ピーター・ハドソン/英国生態学会)
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サイの年一回の角刈り:サイは密猟から守るため、年に一度角刈りを受ける。写真:(モリー・ペニー/英国生態学会)
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コロンビアのチョコ林の葉陰に隠れるハーレクインフロッグ。写真:(クリスチャン・V・バレンシア/英国生態学会)
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じっと眠るハキリアリの幼虫:母蜂が多層に敷き詰めた卵形の葉の挿し木で作った巣の中で、ハキリアリの幼虫が静かに眠っている。写真:(フェリックス・フォルノフ/英国生態学会)
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マレーシアで発見された小さなクモが、比較的大きなアリを捕獲している。写真:(ロベルト・ガルシア・ロア/英国生態学会)
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解氷の進行:カナダのキキクタルク・ハーシェル島で、後退する解氷斜面の上に人の影が見える。こうした斜面の変化は、生態系全体に影響を及ぼす可能性がある。画像:(Gergana Daskalova/British Ecological Society)
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腐った木の幹の中に生えている小さなキノコ。幹内の微気候条件によって結露が発生した。写真:(Sanne Govaert/British Ecological Society)
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獲物を見つける曇ったヘビ。画像: (クリスチャン V. バレンシア)

受賞作品は来月ベルファストで開催されるBES会議で展示され、1,200人の国際生態学者が集まって研究について議論する予定だ。

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