はい、階段を登れる不気味なダイソンのロボット掃除機が欲しいです

はい、階段を登れる不気味なダイソンのロボット掃除機が欲しいです

正直言って、もう家の掃除をする気力もありません。以前は近所で一番綺麗で、漂白剤を塗った家だと自負していました。家の中はいつもファビュローソの香りが漂っていました。でも、子供が生まれてからは、そんな自慢も全て吹き飛んでしまいました。今は、自分のために、そして趣味のメカニカルキーボード作りのために、わずかな時間を取り戻しているんです。

だからこそ、階段を上れるダイソンのロボット掃除機のターゲット層は自分だと確信しています。ブルームバーグの報道によると、ダイソンは16年かけて、掃除と階段の昇降を同時にこなせるロボット掃除機を開発してきたそうです。今週海外で公開された特許の詳細によると、ダイソンのロボットはカップを持ち上げたり引き出しを開けたりできるとのことです。ただ、このプロジェクトがまだ計画段階なのか、それとも後回しにされているアイデアなのか、はっきりしません。

階段を登ったり、物を移動させたりできるロボット掃除機を想像してみてください。
階段を登ったり、物を移動させたりできるロボット掃除機を想像してみてください。画像:英国知的財産庁

ダイソンは、通常の事業範囲を超えたプロジェクトに頻繁に取り組んでいます。ヘアアイロンから歯ブラシまで、この会社はあなたの家を占領しようと躍起になっているようです。しかしもちろん、階段昇降ロボットが実際に製品化されるかどうかはまだ確認されていません。

「当社は多数の特許を申請しています」とダイソンの広報担当者はブルームバーグに語った。「しかし、将来発売するかもしれない、あるいはしないかもしれない技術については一切コメントしません。」

英国で出願された特許を見る限り、ダイソンのロボット掃除機は、恐ろしい擬人化ロボットのような見た目ではないようです。図面によると、足に車輪が付いていてアームが伸縮する昔ながらの掃除機のようです。特許出願書類(PDFリンク)には以下のように記載されています。

メインフレームと付属フレームの両側に、軌道敷設式階段昇降機構が設置されています。メインフレームの中央下に底板が設置され、底板の後端にバッフルがヒンジ方式で設置されています。ロボットが階段を昇降する際、ロボットと階段昇降装置が接触し、バッフルが地面まで下降します。ロボットはバッフルを介して底板を登り、その後、バッフルが回転して直立し、ロボットの進入を阻止します。昇降後、バッフルは地面まで下降し、ロボットはバッフルを介して床まで這って降ります。

ダイソン掃除機が階段を上り下りする様子を示したサンプル図。
ダイソンの掃除機が階段を上り下りする様子を示したサンプル図。画像:英国知的財産庁

私はロボットの未来を全く疑うことなく主張するタイプではありません。しかし同時に、階段を登れる掃除機が欲しいと思っています。掃除機のアームの「掴む」機能については詳細な情報があり、特許を見ると、主に「向きを制御する」ために存在しているようです。しかし、マグカップを掴めるはずなのに、ダイニングチェアを押しのけたり、ラグをまっすぐにしたりしてくれるロボットを見てみたいものです。今のロボット掃除機で一番困るのは、家具の下や、床に置き忘れたお気に入りの人形の毛糸に引っかからないように、常に目を光らせておく必要があることです。

ロボット掃除機が階段を下りてリビングルームに入り、向きを変えて階段を上って残りの掃除をしてくれるなら、これはこれで良さそうに聞こえる。しかし、そんな高性能な掃除機を買えるようになるには、おそらく数世代待たなければならないだろう。ダイソン製品は中古かリファービッシュ品を買うことが多い。新品を買うよりも手頃なことが多いからだ。そしてその頃には、階段を登るロボットが意識を持ち、私たちを打ち負かしているかどうかも分かっているはずだ。

Tagged: